フランス人と会話した。
相手の英語は覚束ないものの、日本人の比ではないと思える具合だった。
年末の日本で…
パッケージ、つまり包装のための日本の書籍を探しているらしかった。
聞いてみると、CDやらラップトップやらを包みたいらしい。
「プレゼントか?」私が聞くと、「いやいや、自分のためだよ」おどけて見せる彼の表情は幸せそうだった。
名をオリビエという彼、そうフランス人である。
年ごろ英語圏の人間、それからポルトガル語圏の友人と交流する機会には恵まれたが…
フランス人とは会話をしていないな、と思った。
それと同時に、ある思い出が…
曲を伴って眼前に顕れるようであった。
大好きな飛行機のなか、目的地についた直後に流れたエールフランスの機内放送。
そういえばその直後より、当時の自分は必死になって該当する曲目に出会おうと検索していたな。
甘美な旋律に対する抒情以外は、歌詞もフランス語、当然に理解できなかった。
「こんな感じだったかも…」というとても微妙な記憶と、曖昧に呼応する感情はあるものの…
未だに夢のような数瞬に遭遇することは果たすことができずにいる。
新年に向けて願うことはひとつ。
いつの日かエールフランス機に搭乗するその日まで、あのメロディーが消え去ることのないように。
どうやら自分にも包み込みたいものはあったようだ。
相手の英語は覚束ないものの、日本人の比ではないと思える具合だった。
年末の日本で…
パッケージ、つまり包装のための日本の書籍を探しているらしかった。
聞いてみると、CDやらラップトップやらを包みたいらしい。
「プレゼントか?」私が聞くと、「いやいや、自分のためだよ」おどけて見せる彼の表情は幸せそうだった。
名をオリビエという彼、そうフランス人である。
年ごろ英語圏の人間、それからポルトガル語圏の友人と交流する機会には恵まれたが…
フランス人とは会話をしていないな、と思った。
それと同時に、ある思い出が…
曲を伴って眼前に顕れるようであった。
大好きな飛行機のなか、目的地についた直後に流れたエールフランスの機内放送。
そういえばその直後より、当時の自分は必死になって該当する曲目に出会おうと検索していたな。
甘美な旋律に対する抒情以外は、歌詞もフランス語、当然に理解できなかった。
「こんな感じだったかも…」というとても微妙な記憶と、曖昧に呼応する感情はあるものの…
未だに夢のような数瞬に遭遇することは果たすことができずにいる。
新年に向けて願うことはひとつ。
いつの日かエールフランス機に搭乗するその日まで、あのメロディーが消え去ることのないように。
どうやら自分にも包み込みたいものはあったようだ。




















