クリスチャンが1%未満の日本で50年以上
住みながら、福重隆氏が知っている
キリスト教に関する知識は、黒い表紙の
厚い本は聖書というくらいだった。
抜け目のない性格と熾烈な努力で世界
トップレベルの技術を持った彼に、
驚くべし神様が臨まれたのは、せっかく
休暇を取って長野のあるスキー場に行った
時のことだった。スキー場の頂上で突然
脳梗塞で倒れたのだ。長野瀬口脳神経
外科病院に運ばれるまでにかかった時間は
2時間30分で、彼が回生すると見た人は
誰もいなかった。脳の50%がすでに機能を
失い、その後21日間を昏睡状態で死の
直前にいた。ここから彼の証は始まる。
『医者が妻に死が近づいているから
家族に連絡するように言われた。何より
5歳の娘と別れの挨拶ができなかったのが
心にかかりました。一瞬、神様が生きて
いるなら…と思ったら、突然私が砂漠の
上に倒れていました。そこへ、私に向かって
歩いてきた方が、自分がイエスだと言って
いたので、友達のような穏やかな気分に
なりました。水がほしいと言ったら、美しい
色の水をくださったので、それを
受け入れた瞬間、全身に元気が
出て起きることができました。』
彼が3週間でやっと意識を取り戻した
だけでも、病院ではものすごい奇跡に
思った。 その後、脳梗塞専門病院3ヵ所を
転々としたが、彼が治る見込みは全く
ないという診断だった。全身麻痺や
半身不随、言語障害で生きなければ
ならない状況だった。
…
その後、漢方病院で治療を受け、彼は
驚くべき回復を見せた。だんだん言える
ようになり、不自然ではあるが、字を書き、
昔の記憶をすべて蘇らせた。しかし聖書を
全く知らなかった彼が、聖書の内容を
自然に話し、自分が治療される部分に
対して医師より先に言ったりした。やはり
キリスト教を知らなかった彼の妻の
立場では、このすべてのことが驚くべき
状況だった。
彼女の証だ。
『事故で意識を失って全く別人になった
という表現が正確です。聖書のお言葉とか、
つぎはどうなるか医者より先に言ったりする
ことについて、どう知っているかと
聞かれると、聖霊様が教えてくださったと
言いました。信仰がなかった私の立場では
驚かざるを得なかったが、ある日は私に
イザヤ書50章を読んでみろと言ったの
です。』
彼女が聖書から探してみると、彼の当時の
状況がそのまま記録されていた。また、
彼は自分の使命はイザヤ書43章に
書かれていると言った。そのうち、第1節
から第10節までの言葉を読み、妻もまた
両手を上げて主に出会った。
彼が入院していた病院の院長は『患者が
すべて知って処方をするのがとても奇異で、
こんなに早く回復するのも理解できない。
確かに神様が直接治療して下さるようだ』
と言った。
(後略)