1.17に想う | 中川暢三 オフィシャルブログ

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元 加西市長
元 大阪市北区長

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【1.17に思う】
阪神淡路大震災から28年が経過した。地震や火災そして避難生活中に亡くなられた数多の方々のご冥福を改めてお祈りする。

当時、私は東京本社の課長職にあり、20代の若手社員の多くは被災地支援のため、関西に派遣された。
部下に携帯電話を貸し与えたので、私は2台目の携帯電話を購入し、地震発生から7日後、私も作業着・安全ブーツ・ヘルメット姿で、リュックを背負って伊丹空港に降り立った。
電車とタクシーを乗り継ぎ、芦屋までたどり着き、そこから2号線や43号線を経由して三宮駅前や神戸市役所まで歩いたのが昨日のようでもある。

毎年1月17日を迎え、犠牲者を追悼し、震災の記憶を忘れることなく、後世に語り継ぐことは大切だが、
今の政治や行政に足らないのは、震災の経験に学んで、有効な対策を着実に講じることだと思う。

自然災害の発生は避けられない。
けれども、起きた場合や想定外をも想定して、適切な初動対応ができ、かつ被害の拡大を抑えるための具体的施策を日々推進しなければならない。

街全体の耐震・制震・減災対策、防火・水害・洪水・津波・高潮対策、インフラの強靭化などを着実に進め、いざ発生した場合の避難・救助・救援・消防・医療・行政・通信・警察・自衛隊・ライフラインの早期復旧などが、有効に機能する体制を構築することこそ、震災の経験を真に生かすことだと思う。

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