再犯防止支援活動 | 中川暢三 オフィシャルブログ

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元 加西市長
元 大阪市北区長

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【レオ財団・第109回月例会】
教育ドキュメンタリー映画『道しるべ』を観た。
再犯防止支援事業に取り組む正道塾の川中正喜塾長、岡田さえさん、岡林監督の話を聞いた。

刑務所出所者の再犯率は49.1% (法務省の犯罪白書)という。ただし、これは検挙された分であり、立件されなかった分を含めた実際の再犯率は80%を超えている。
なぜ再犯に至るのか。
出所後も社会に受け入れられず、彼らが逃げ込みがちな「反社」組織を排除・根絶し、適切な駆け込み寺・寄り添ってくれる場づくりが必要だ。

川中さんは、自らの実体験から出所者の更生や立ち直りをサポートする活動をされ、「刑務所内に適正な教育を!」と訴え続けている。有職者の再犯率は無職者の4分の1であり、出所者が社会復帰して再犯を起こさないためには、仕事、する場所、相談相手があることが大事という。
受刑者一人当たり年間約300万円の税金が必要であり、年間168万円(月額14万円)の生活保護費の2倍掛かっている計算だ。

そこで私は改めて思う。
不幸な人が少なくなるような社会制度や仕組みを構築できたら、教育や子育てにお金を掛けても、将来的な社会コストはむしろ抑えられる。
幼い頃からの教育(食育・健康教育・社会学習などを含む)、家庭や地域社会の愛情・見守りなどを通して、犯罪や事故や火事や病気などを減らすことができたら、財政負担を減らせるし、何より個人はその分だけ幸せになれる。

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