ユダヤ問題の重要性 (二代さまのお示し) | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

 “……この話は忘れもしない昭和二十六年十二月十五日の晩のことでした。私は綾部梅松苑の方から招かれて、月次祭のあと「神代文字の話」をせよということで、彰徳殿にお参りしていました。みろく殿はまだ建っていません。そのとき月次祭のご先達にみえていられた二代さまが、霊祭課(彰徳殿の一角にあった)の事務室でご休憩になり、私と古屋登世子女史を『お呼びです』といって小林正雄夫人(当時、霊祭課に奉仕)が呼びに来ました。さっそくご挨拶におうかがいすると、『今晩、あんたのお話があるそうだが、私に先に話さしてよ』ということでした。次に古屋女史と私を並べておいて『三浦さん、あんたはな、日本の宣伝使だけではない、世界の宣伝使なんだから、古屋さんと一緒にユダヤ問題をしっかりやらにゃああかん。私も今晩はそのお話をするつもりや』と、おっしゃられました。これが二代さまから託されたことの第二です。

 この晩のお祭りのあと、二代さまは役員、信者一同に大要次のようなお話をしてくださいました。『私は、世に落ちていた神さまが世の表になるということは、長い間世に落ちていたユダヤ人が表にあがることだとおかげをいただいているんやで』というお話からはじまって、さらに『私は、未決の夢の中で、鼻高さん(ユダヤ人のこと)に出会ってな……』ということや『西と東にお宮をたててというのは、あれはユダヤのエルサレムと日本のエルサレムをいったものやで……』また、『開祖さまが紙くず買いをなされたのは、世に落ちていた神を表にあげる型をしたものであり、また清吉さんが紙すき所に行かれたのも同様、またお米さんが綾部地方ではじめて髪結いをされたのも、みな世に落ちていた神さまを世にあげるための型であった』などのお話がございました。……”

 

      (「おほもと」昭和47年2月号 三浦一郎『託された二つのこと』より)

 

*今日は昭和の日で、昭和天皇の誕生日ですが、偶然にもイスラエルの独立記念日でもあります(ユダヤ暦イヤール5日、西暦では毎年異なる日になる)。日本・ユダヤ同祖論については、これまでにも何人もの人が主張しておられますが、出口聖師もこの説を支持され、神武天皇はユダヤ人であり、今の王朝はユダヤ王朝であると言っておられます。そして、大正十二年(1923年)七月十二日御口述の「霊界物語 第六十四巻」『大相撲』の中で、既に将来のイスラエルの独立を予言され、日本とユダヤの特別な関係についても述べておられます。