スピリチュアルの値段 | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

 

・リーディングの報酬 〔エドガー・ケイシー〕

 

 “ケイシーが行なったリーディングに対する報酬について、リーディングは「富める人にも、貧しい人にも、あくまで平等に、なるべく安い同一金額でなされるべきである」とした。これは「金が余っていて寄付をしたい人からはたくさんもらってよいし、その方が実際に即して公平である」という一般的な考え方とは異なっている。”

 

(「隔月間 たま №24 特集/エドガー・ケイシー」藤本実、魚田邦彦『ケイシー思想とその周辺』より)

 

 

・「新約聖書」使徒言行録 第8章より

 

 “さて、散って行った人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いた。フィリポはサマリアの町に下って、人々にキリストを宣べ伝えた。群衆は、フィリポの行うしるしを見聞きしていたので、こぞってその話に聞き入った。実際、汚れた霊にとりつかれた多くの人たちからは、その霊が大声で叫びながら出ていき、多くの中風患者や足の不自由な人もいやしてもらった。町の人々は大変喜んだ。

 ところで、この町に以前からシモンという人がいて、魔術を使ってサマリアの人々を驚かせ、偉大な人物と自称していた。それで、小さな者から大きな者に至るまで皆、「この人こそ偉大なものといわれる神の力だ」と言って注目していた。人々が彼に注目したのは、長い間その魔術に心を奪われていたからである。しかし、フィリポが神の国とイエス・キリストの名について福音を告げ知らせるのを人々は信じ、男も女も洗礼(バプテスマ)を受けた。シモン自身も信じて洗礼を受け、いつもフィリポにつき従い、すばらしいしるしと奇跡が行われるのを見て驚いていた。

 エルサレムにいた使徒たちは、サマリアの人々が神の言葉を受け入れたと聞き、ペトロとヨハネをそこへ行かせた。二人はサマリアに下って行き、聖霊を受けるようにとその人々のために祈った。人々は主イエスの名によって洗礼を受けていただけで、聖霊はまだだれの上にも降っていなかったからである。ペトロとヨハネが人々の上に手を置くと、彼らは聖霊を受けた。シモンは、使徒たちが手を置くことで、〝霊″が与えられるのを見、金を持ってきて、言った。「わたしが手を置けば、だれでも聖霊を受けられるように、わたしにもその力を授けて下さい。」すると、ペトロは言った。「この金は、お前と一緒に滅びてしまうがよい。神の賜物を金で手に入れられると思っているからだ。お前はこのことに何のかかわりもなければ、権利もない。お前の心が神の前に正しくないからだ。この悪事を悔い改め、主に祈れ。そのような心の思いでも、赦していただけるかもしれないからだ。お前は腹黒い者であり、悪の縄目に縛られていることが、わたしにはわかっている。”