霊界物語による世界の浄化 | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

・霊界物語拝読による世界の浄化

 

 “聖師さまは「霊界物語を読まなければいけない。これを読めば神風おのずから起こって、大本は発展するし、世界も清まってくる」とはっきりお示しになっている(以下略)”

 

    (「おほもと」昭和36年12月号 桜井八洲雄『霊界物語拝読の真意義』より)

 

 

 “昭和30年の愛善苑誌四月号に当時の宣教部長・桜井重雄氏が霊界物語の三味線入り拝読をすすめている記事があるので紹介してみよう。

 

 「私は夢を見ることがあるが、聖師様や二代さまの夢はメッタに見たことがない。ところが一昨年三月、大本講座のために中国地方を回って松江の島根別院に泊まった時、明け方不思議な夢を見た。

 聖師様が涼み台に腰をかけておられ、その前に大きな楽焼のような茶碗がおかれてある。聖師様が何ともいえぬ苦しそうなお顔をしておられ、「世界は今毒気の火の海だ」といわれたので、「水を差し上げましょうか」と申し上げると「いらない」といわれた。

 この時、どこからともなく三味線入りの「霊界物語」の拝読の声が聞こえてきた。そうすると。たちまち聖師様は元気よく立ち上がられた。――これだけの夢なのである。

 ……それはひとつの夢だといってしまえばそれまでであるが、私はこの夢によって三味線入りで物語を拝読することが大事であるということを示されたように強く感じたのである。その夢を見たのが、丁度ビキニの水爆実験のあった時で、『世界は今毒気の海だ』というお言葉も、連想して考えれば、宇宙にびまんしている邪気を吹き払うには祝詞の奏上はもちろん、神書の拝読がきわめて大切であるということを感ぜしめたのである。

 『月鏡』の中で聖師様は物語拝読についてこう述べておられる。

 『大詳殿(事件前、天恩郷にあった大道場)で毎日霊界物語を拝読さしているのにならって、地方の支部分所においても夕拝後拝読をしたらよいので、それを実行せねば教えは広まらぬ。…』(中略)…神書の拝読、』物語の三味線入りの拝読奨励――これは宣教上きわめて大事なことであると思う。殊に邪気の充満する現代にあっては、なおさらのことであると思う。」

 

と結んでいる。”

 

   (「いづとみづ」№29 『霊界物語第67・69巻に学ぶ(座談会)』より)