満月と出口聖師 ある満月の夜、神苑で信徒の一人が出口聖師の奇妙な行動を目撃した。 着物のすそを腰のところまでまくり上げ、四つん這いになって地面に手をペタペタとつきながら、しきりに尻を空に向かって突き上げている。 不審に思ったその信徒が、 「聖師さま、何してはるんですか?」 と尋ねると、 「尻(ケツ)の穴は、いつも汚いもんばっかり見て可哀そうや。そやから、たまにはきれいなお月さまでも見せてやろうと思うてなあ。」 あゝ、惟神霊幸倍坐世(かむながらたまちはへませ)。