原爆症の治療法(お土の力) | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

・原爆症の治療 (大国美都雄氏の回想)

 

 “聖師についていると、いろいろなことがあった。私も第二次大本事件では四年ばかり獄屋に入って、体をいため南郷(亀岡市内)の小屋みたいな小さな家に住んでいた時に、あの広島に原爆がおちた。そのとき聖師から呼び出しがあり、何事ならんと伺うと、聖師は、「大国すまんが広島に行ってくれんか」と言われる。「原爆をおとされたところに行って、一体どうするのですか」と伺うと、「土を掘って調べて来てくれ。学者は十年、二十年、三十年も荒廃して何物もできんと言うておる。しかし、わしはちがうと思う。神様が霊気というものをもっておられて、その霊気によって土そのものは全部殺していない。どんな化学作用といえども、神の霊気には勝てん。それを調べてきてくれ」そんなこと私に分かりますかいな、と申し上げても、お前でなくてはいかんと言われ、私は苦労して広島にたどりつき、駅前の広場の土の上に寝て、聖師様の言われたごとく、いたるところの土を掘ってみた。そうすると土の底には植物の根が、みな生きておる。上のほうは死んでいるが下のほうは生きているんです。それを調べて帰って聖師に報告した。これぐらい掘って、これぐらいのところは生きていた。こういう状態の時はこうだったということを申し上げた。聖師は、「そうか、神さまが勝ちだ。霊気というのは、どんな悪いガスであろうと、何であろうと殺すことはできん。神霊の霊気というものが勝ちだ。いまに広島も立派になるぞ」と言われた。そんなこと調べても発表できるものではないが、「わしが霊界で見聞してきたものと合致するかどうかということを調べてもろうたんじゃ。ありがとう」と喜ばれた。その時に言われた言葉は「もし今後、原爆が落ちる不幸なことがあり、体をやられた人は、ずっと下に粘土層がある、それを掘り起こして体に塗ればよくなる。それだけは言い遺しておこう」と言われた。皆さんに申し上げておくから誰か憶えておいて下さい。そして教えてあげて下さい。”
 

     (「いづとみづ」№61)