地上天国について | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

 私がかって出口聖師の前で、「われわれは一日も早く地上に神国を建設せねばならぬ」ということをいったところが、聖師は言下に、「その『ねばならぬ』というのがいけない。天国に行こうと思うのは自分が天国に行っていないからだ。天国に行こうと思わなくなったとき、初めてその人は天国にいるのだ。そして社会主義者のいうような理想社会はこの地上には実現しはしない。それは霊界のことである。今の世の中は地獄的想念である。これを八街(やちまた)の程度までに引き上げるのが神界の大謨(たいもう)なのだ。」と教えられた。(「いづとみづ」№113)