太陽に映る金星の影
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2012年6月に発生した金星のトランジット(日面通過)。
NASAの太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザー
バトリー(SDO)が、太陽大気にポッカリ浮かぶかの
ような金星のシルエットを撮影した。
アメリカのマサチューセッツ州にあるウィリアムズ大学
の天文学者ジェイ・パサコフ(Jay Pasachoff)氏は、
「最注目点は、太陽にかかる瞬間と外れる瞬間だ」と話す。
18世紀の天文学者たちは、金星が太陽周縁を横切る
タイミングを世界各地で詳細に観測。地球・太陽間の距離
を正確に計算できるようになった。
2012年のトランジットで収集されたデータは、金星の上層
大気の分析に活用されるという。
Image courtesy SDO/NASA
ナショナルジオグラフィック日本語公式サイト
スイスのソーラー飛行機、初の大陸間飛行を達成
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燃料を一切使わずに太陽エネルギーのみで
飛行するスイスのソーラー飛行機「ソーラー・
インパルス(Solar Impulse)」が5日、モロッコ・
ラバト(Rabat)のサレ(Sale)空港に着陸し、
ソーラー飛行機として史上初めての大陸間
飛行を達成した。
ベルトラン・ピカール(Bertrand Piccard)氏の
操縦するソーラー・インパルスは、スペイン・
マドリード(Madrid)のバラハス(Barajas)空港
から出発し、ジブラルタル海峡(Strait of Gibraltar)
を越えてモロッコ入りした。
同機はラバトに5日間滞在した後、モハメド
6世国王(King Mohammed VI)が開催する
史上最大規模の太陽熱発電所の建設記念
式典に出席するため、モロッコ南部のワルザザート
(Ouarzazate)へ向けて飛び立つ。
(c)AFP/ABDELHAK SENNA
宵の明星と三日月、日面通過を控えて
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ノルウェー北部のトロムス県で撮影された金星と月。
黄昏の光の中、地平線近くに光る金星と、非常に細い
月が見える。
6月5日あるいは6日(日付は観測場所によって異なり、
日本時間では6日)のトランジット(日面通過)を控え、
夕暮れの夜空を見ると西の地平線に沈もうとする金星
が目に入るはずだ。
その姿はあたかも太陽に追いつこうとしているかのよう
に見える。
金星のトランジットがめったに起きないのは、金星の
公転軌道が3.4度、黄道面に対して傾いているためだ。
ゆえにほとんどの場合、地球から見て、金星は太陽正面
の上、または下を通過してしまう。
平均値で言うと、金星のトランジットは243年間に4回
発生する計算になる。
この現象は8年の間を置いて“対”で起こり、それぞれの
対は100年以上離れている。
Photograph by H. Baesemann, Blickwinkel/Alamy
夜明けの太陽と金星、04年の日面通過
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6月5日あるいは6日(日付は観測場所によって異なる、
日本時間では6日)に、金星のトランジット(日面通過)
と呼ばれる天体現象が世界各地で観測される。
400年以上前に天体望遠鏡が発明されて以降、わずか
6回しか起きていない非常に稀な現象だ。
トランジットは、惑星が地球と太陽の間を通過する時
に発生する。
このような稀な配置になる可能性があるのは、地球より
も太陽に近い水星と金星だけだ。
金星のトランジットは前回、2004年6月に発生している。
上の写真はその際にノースカロライナ州の海岸で撮影
されたもので、昇りつつある太陽の前面を金星が通過する
様子が捉えられている。
2012年以降、次のトランジットを見るには2117年まで待た
なくてはならない。
「安全な太陽観測手段を用いてこの現象を観察すると、
金星の小さな黒い影が、6時間をかけて太陽の正面を
横切る姿が確認できるはずだ」と、マサチューセッツ州に
あるウィリアムズ大学のジェイ・パサコフ(Jay Pasachoff)
教授は語る。
「見た目こそ派手とは言えないが、太陽の前に黒い点の
ように金星が見えるこの現象は、大きな注目に値するものだ」。
Photograph by David Cortner, Galaxy Picture Library/Alamy
ナショナルジオグラフィック日本語公式サイト
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