夜明けの太陽と金星、04年の日面通過
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June 5, 2012
6月5日あるいは6日(日付は観測場所によって異なる、
日本時間では6日)に、金星のトランジット(日面通過)
と呼ばれる天体現象が世界各地で観測される。
400年以上前に天体望遠鏡が発明されて以降、わずか
6回しか起きていない非常に稀な現象だ。
トランジットは、惑星が地球と太陽の間を通過する時
に発生する。
このような稀な配置になる可能性があるのは、地球より
も太陽に近い水星と金星だけだ。
金星のトランジットは前回、2004年6月に発生している。
上の写真はその際にノースカロライナ州の海岸で撮影
されたもので、昇りつつある太陽の前面を金星が通過する
様子が捉えられている。
2012年以降、次のトランジットを見るには2117年まで待た
なくてはならない。
「安全な太陽観測手段を用いてこの現象を観察すると、
金星の小さな黒い影が、6時間をかけて太陽の正面を
横切る姿が確認できるはずだ」と、マサチューセッツ州に
あるウィリアムズ大学のジェイ・パサコフ(Jay Pasachoff)
教授は語る。
「見た目こそ派手とは言えないが、太陽の前に黒い点の
ように金星が見えるこの現象は、大きな注目に値するものだ」。
Photograph by David Cortner, Galaxy Picture Library/Alamy
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