宵の明星と三日月、日面通過を控えて
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June 5, 2012
ノルウェー北部のトロムス県で撮影された金星と月。
黄昏の光の中、地平線近くに光る金星と、非常に細い
月が見える。
6月5日あるいは6日(日付は観測場所によって異なり、
日本時間では6日)のトランジット(日面通過)を控え、
夕暮れの夜空を見ると西の地平線に沈もうとする金星
が目に入るはずだ。
その姿はあたかも太陽に追いつこうとしているかのよう
に見える。
金星のトランジットがめったに起きないのは、金星の
公転軌道が3.4度、黄道面に対して傾いているためだ。
ゆえにほとんどの場合、地球から見て、金星は太陽正面
の上、または下を通過してしまう。
平均値で言うと、金星のトランジットは243年間に4回
発生する計算になる。
この現象は8年の間を置いて“対”で起こり、それぞれの
対は100年以上離れている。
Photograph by H. Baesemann, Blickwinkel/Alamy

