“ルビーの指輪”、うお座極環状銀河
![]()
4000万光年先、うお座にある極環状銀河NGC 660。
ルビー色に染まった恒星やちり、ガスで構成される環が、
傾いた銀河を取り囲んでいる。
ハワイのジェミニ天文台の光学赤外線望遠鏡で8月に
撮影され、10月18日に公開された。
極環状銀河は非常にまれな天体で、銀河の周りの
星やガスが垂直に周回する。2つの銀河が重力の作用
によって1つになったと考えられている。赤みがかった
リングは、銀河の中心部を貫通した跡、または近くを
通過する銀河から物質を吸収した名残とみられている。
Image courtesy AURA/Gemini Observatory
ナショナルジオグラフィック日本語公式サイト
10月15日〜10月21日に投稿したなう
ナショナルジオグラフィック日本語公式サイトネズミは歌い、新しい調べを覚える
![]()
for National Geographic News
ネズミのオスは自分の歌の調子を変えることが
できるという。
アメリカ、デューク大学の神経生物学者エリック・
ジャービス(Erich Jarvis)氏と同僚のグスタボ・
アリアガ(Gustavo Arriaga)氏、エリック・シュウ
(Eric Zhou)氏が発表した。
ネズミの“歌”は2005年に初めて確認されていた。
ミズーリ州セントルイスのワシントン大学で神経
生物学と解剖学を研究するティモシー・E・ホーリー
(Timothy E. Holy)氏と、プログラマーのゾンシェン・
グオ(Zhongsheng Guo)氏の発見である。
ネズミの声は非常に高音で人間には聞こえないので、
ホーリー氏らは録音をスロー再生して分析した。
オスはメスに求愛する際、メロディーとフレーズの繰り
返しで構成される曲を歌うと明らかになった。
チューチュー鳴くだけでなく、多彩な音節が含まれ、
繰り返し登場するテーマもあった。
ジャービス氏のチームはさらに踏み込んだ調査を実施。
マウスを訓練すると、さまざまな調子で歌うようになった。
ヒトやイルカ、クジラなど、限られた種だけが持つ能力だ。
◆ネズミの“歌合戦”
ジャービス氏らの研究では、血統が異なる大人の
オス2匹をメス1匹と同じ空間に置いた。
8週間にわたり実験を続けた結果、オスは互いに歌う
高音や低音をまねて、それぞれの歌が変化したという。
ネズミの歌の研究は、発話や言語障害の解明に
つながる可能性がある。
ネズミはイルカやクジラに比べ、繁殖や飼育下での
調査がはるかに容易だ。遺伝子操作を伴う研究にも
適している。
また、そもそもネズミはなぜ歌うのだろうか。
メスをうっとりさせる以外の目的もあるかもしれない。
ジャービス氏によると、敵意などの感情を伝えている
可能性があるという。
「下等だなんてとんでもない。意外と頭が切れるんだ」。
研究の詳細は「PLoS ONE」誌で10月10日に発表された。
Photograph from Juniors Bildarchiv GmbH/Alamy
ナショナルジオグラフィック日本語公式サイト
まばたき星雲、惑星状星雲のX線画像
![]()
「まばたき星雲」の愛称で知られる、はくちょう座の
惑星状星雲NGC 6826。チャンドラX線観測衛星の
最新データを分析すれば、白色矮星から放出され
ている物質の特定が可能になり、恒星の終末期を
知る手掛かりになる。
「恒星の中心核で核融合反応に関わっていた物質だ。
しかし、中心核が白色矮星に変化すると放出されて
しまった」とロチェスター工科大学のジョエル・カストナー
(Joel Kastner)氏は述べる。
地球付近の惑星状星雲の多くでは、中心部に連星
の残骸が存在する可能性も浮かび上がった。
白色矮星の光が覆い隠しており、X線データの解析
で判明したという。
連星の影響で、NGC 6826のように歪んだ形状が多く
なったと推測されている。
カストナー氏が参加した研究の詳細は
「Astronomical Journal」誌8月号で発表された。
Image courtesy Joel Kastner et al, NASA/CXC/RIT/STScI
ナショナルジオグラフィック日本語公式サイト





