誰も教えてくれなかったフットサル/サッカーチーム強化理論

誰も教えてくれなかったフットサル/サッカーチーム強化理論

「自分のチームはこの1年で本当に強くなったのか?」
「なかなか試合でコンスタントに結果を残せないなぁ」
そんな悩みを持つフットサル/サッカーチームの選手/コーチの皆さん、ぜひこれを読んで一緒に考えましょう!

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皆さんこんにちはビックリマーク


前回まではチーム目標設定の重要性について述べました

今回は実際の目標設定について、もう少し具体的なお話をしますかお


前回は「優勝」という目標ではなく、「勝ち点XX」のような目標の
有効性についてお話しました

では、「勝ち点XX」を取るために、勝利するにはどうすれば良いでしょうか?


<試合に勝つために知っておくべきこと>

試合に勝つ方法をご存じですか?

試合に勝つには当然、得点を失点よりも多くすること、すなわち相手よりも
多く点数を取ることですね(笑)

別に禅問答のような話をしようとしているのではなく、
当たり前の質問をさせていただきました

では、何点取ればいいんでしょうか?何失点まではOKなんでしょうか?
これについて考えたことはありますかはてなマーク

サッカーとフットサルでは異なりますが、自分のプレーしている
競技について考えてみてください


1試合の平均得点を考えてみましょうあし

あなたが所属するリーグの過去何年かを調べてみてください目

平均得点を知っておく意味はなんでしょう?


その意味は2つあります。

1.得点/失点に対して冷静でいる
2.勝てるチームを作る



<1. 得点/失点に対して冷静でいること>

得点/失点に対して冷静にいるというのは、無関心でいろとか、
点をとっても喜ぶなと言っているわけではありません

得点/失点によって、焦ったり過度に喜んでチームのペースを乱さないと
いうことです

サッカー/フットサルの1試合あたりの平均得点を知っていますか?

自分がプレーする競技を思い起こしてください
こういう一見雑学的な知識のようなことでも、チームの練習を
指揮していく立場の人であれば知っていたほうがいいですよひらめき電球

例えば、日本のサッカー/フットサルでは、
(2010-2011シーズンの数値を利用)

Jリーグ            :2.84点
トップのガンバ大阪は2.29点)

フットサルのFリーグ      :5.46点
トップの名古屋オーシャンズは4.04点


海外サッカーを見ていきましょう
イタリアが守備のサッカーというのがよく分かりますね

リーガ(スペイン)        :2.74
トップのレアルは2.69点

ブンデス(ドイツ)        :2.98
トップのバイエルンは2.38点

セリエA(イタリア)        :2.51
トップのインテルは1.82点

プレミア(イングランド)     :2.80
トップのマンUは2.05点

エールディヴィジ(オランダ)   :3.23
トップのアイントフォーヘンは2.32点

では、あなたのチームがリーグ戦に加入している場合、リーグの
平均点は何点でしょうか?


<2.勝てるチームを作る>

リーグの平均得点を知ることは、自らのチームの目標に対する
マイルストーンを得ることです

仮に1試合1チームの平均得点が3点だとします

次のシーズン、この数値を基準としてあなたのチームはどのような
得点/失点を目指しますかはてなマーク

この際、上位を狙うのであれば、昨年の上位チームの得点/失点も
考慮することを忘れないでください


以下はフットサルの数字の例を使います

(例1)守備型のチーム
守備に自信があり、さらに高めたいというチームであれば、
平均得点3点、失点2点というのも目標としてありでしょう

(例2)攻撃型のチーム
攻撃的なスタイルを目指し、攻め勝つ試合を目指すのであれば、
平均得点6点、失点5点というのも考えられるでしょう

(例3)バランス型のチーム
攻守にバランスの取れたレベルの高いチームであれば、
平均得点4点、失点2点というのもありです


1点気を付けてほしいことがあります!!

上記のような話をすると、多くの「キャプテン」達は、たいがい
平均得点5点、失点1.5点といった、得失点いずれも平均よりかなり
優れた目標を設定しようとするもの
です

これは果たして正しいことなのでしょうか?

自らのチームがすでに自他共に認める強豪であり、昨年も優勝争いを
していて、すでに目標値に近い数字を達成しているチームであれば
良いと思います

しかし、中位や下位だったチームが、単なる気合いの表れとして
努力目標数値として立てるのは前回までに述べたところでいう「現実的
という部分にひっかかってしまいますねダウン

そして残念ながら現実にはこのパターンのチームが一番多いです


<高い目標を設定するのであれば>

この目標設定が前提とすることは以下の2つであることをよく念頭に置いてください
1. 現状のチーム力の正確な把握
2. 来年のチームの練習の方向性


昨年中位のチームがいきなり得点/失点共にいきなり平均を大きく上回るような
目標を仮に立てるのであれば、チームに優秀なメンバーが加わるか、2の練習において、
昨年から(練習時間の増加など)劇的な改善により裏付けが取れていなければなりません

昨年と大きくメンバーは変わらず、練習もこれまで通りに土日に各3時間ずつ、
それでも昨年より飛躍することを目指す、そんな都合の良い理想を追い求める
チームが残念ながら巷には溢れて
しまっていますガーン

「昨年と練習のあり方を大きく変えるから大丈夫!!
そうおっしゃる方もいると思いますが、その場合は以下の3つの質問に対して
自信を持ってYesと言える必要がありますパー

「その練習は思いつきでなく、考え抜かれた練習内容か?」
「練習が実践で結果を出すまでのリードタイムも考慮しているか?
そのための練習試合などはスケジューリング済みか?」
「チームメイトと共有し、理解を得られているか?」



このように現状のチーム力に合っているか、さもなくばこれからのトレーニングに
何かこれまでと異なる味付けがなされていて初めて、高い目標は現実味を帯びるのです

もし、劇的な変化は予定していないものの、強豪チームを目指そうというのであれば、
段階的な成長を目指した数年プランを立ててみると良いと思います

そうでなく、どうしても直近1年などで劇的な改善を達成されたければ、この連載を
今後も読み続けていただければと思います(笑)


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今日は普段と違い、ちょっと小休止的なネタです


先日、小学生のサッカー指導の手伝いをしていた時のことです

小学校5年生が6vs6のミニゲームをやっていました

その時の1つのプレーとその後の展開が非常に興味深いものだったので、
ここに書こうと思いますビックリマーク

ある時、DFの最終ラインよりも前に出て待っていたFWの子にパスが通り、
GKと1vs1をなんなく決めて、ゴールが決まりました

点を取られたチームの子は全員オフサイドを要求し、審判をやっていた
大人の方もオフサイドだと思い込みました

ただ、実際にはそのプレーはオフサイドでなかったため、私は「オフサイドでない」と
告げ、得点を認めました

後程それを審判の方に説明すると、よく理解できていないようでした

これは完全にルールに則ったことだったのですが、その方と子供たちは
単純にそのオフサイドのルールを知らなかったのですショック!


FWの子は明らかにDFの最終ラインよりも前に出ていました

なぜオフサイドでないか、皆さんは分かりますか?
(私は常識的なルールだとこれまで思っていたのですが、今回の件の後、
その考えを改める必要性が出てきてしまいました。。。)


理由は、DFの最終ラインがハーフラインを越えてしまっていたからです



ここですごく残念に思ったことが2つあります

①子供を指導している大人が、その競技のルールをきちんと理解していなかったこと

②子供にきちんとサッカーを教えられる大人が少ないこと


①は言葉の通りです

指導という立場にあるものは、競技について最低限知っている必要があります

それは「べき論」ではなく、「義務」だと思っています


②については、少なくとも日本サッカーの多く指導シーンが含む問題であると思っています

まず、その場にいた20人程の全ての子供がこのルールを知らなかったのですが、
ルールを単純に教えれば良いという小さな問題ではないと考えています

もしこのルールを子供たちが知らなかったのであれば、どうなると思いますか?

5年生なので、少し頭のいい子であれば、オフサイドというルールを利用して、
ものすごくDFに有利な戦術が思いつくはずなのですひらめき電球

具体的には、DFラインをそれこそ相手のペナルティエリア内とかまで押し上げます

そうなると、相手はクリアボールさえオフサイドになってしまうのですドクロ

そのような事態を避けるために、「オフサイドはハーフラインまで」という
今のルールがあるのですひらめき電球

大人は、上記のような順序で「なぜこのルールが存在するのか」を
ちゃんと子供に説明するべきだと思いませんか?


ルールの中でどうすれば有利に試合を運べるのか、というアイデアが子供の頭から
出てこなかったのは非常に残念ですダウン

悪い言葉で言い換えるならば、子供たちは真剣にサッカーに取り組んでいるのにも
関わらず、あまり頭を使っていないことになってしまいます


しかし、それは子供のせいではありません

子供のクリエイティブさを潰した指導をしている大人の責任です

子供の1つのプレーや発言から、指導者として色々と学ぶところがあると思います




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皆さんこんにちはビックリマーク

目標設定に関する続きとなります


<目標の条件>
①コントロール可能であること
②定量的/具体的であること
③(ギリギリ)達成可能であること

今回は、最後の③です


<ギリギリ達成可能であることの重要性>

これは感覚的に理解できるかもしれませんね。

達成が容易な低すぎる目標は、自身やチームの成長にはつながりません。
低い目標は設定してほどなくすると達成してしまい、特に意識もせずに
忘れてしまう
ことでしょうショック!

そのような目標は、あってないようなものです。


一方で、達成が困難な高すぎる目標は、それはそれで問題です。

目標を達成できないとことは、達成により得られる満足感や更なる成長への
動機づけを奪いかねません。
そして、目標を立てて目指すという行為自体に否定的な思いを持ってしまいかねません。
あるいは簡単すぎる目標と同じく、最初から目指すことをあきらめ、すぐに
忘れてしまうということにもなりかねません。

しかし達成がギリギリ可能な適切な目標は、常に個人やチームに成長を
求めると共に、大きな達成感と自信をもたらします。



<適切な目標設定の方法>

ギリギリ達成可能な目標設定の一番難しいのは、どのような目標を
設定するか
という部分になります。

この際に当然、これまでの
①コントロール可能であること
②定量的/具体的であること
も満たすことは忘れないでくださいよビックリマーク


私が知る多くの個人/チームは、基本的に達成が困難な高すぎる目標を
設定する傾向
にあります。

高い志を持っていることも、大きな目標を達成したいことも十分理解できます!
しかし、高い目標設定は良いのですが、大概「高すぎる」のです。

昨年リーグで下位だったチームが翌年何の根拠もなしにいきなり「優勝」を
掲げるなど、アマチームではよく見られることだと思います。

優勝を目指すのは別にかまいませんが、チームの「目標」とすべきではありません。
目標は根性で達成するようなものではなく、現実的にチームをそこまで
高めていける道筋が立てられるようなマイルストーンでなくてはならない
のです。





<適切な目標設定のために>

そのような目標を設定する方法はシンプルです。

「客観的に自分のチームを分析すること」

プロのサッカーチームを参考にしてみてください。
例えばヨーロッパでは、チームによって、以下のいずれかをシーズン目標に
していることが多いです。

・リーグ優勝/チャンピオンズリーグ優勝
・リーグの優勝争い/チャンピオンズリーグ出場権獲得
・ヨーロッパリーグの出場権獲得
・1部残留


まずは自分のチームの強さをリーグの中で相対的に位置付け、そこから
現実的な目標を立ててみてください。


人間は自己を過大にアップ、他人を過少にダウン評価するものです。

自分のチームと同じくらいの強さだな、と思うチームがリーグにいれば
現時点ではおそらくそのチームのほうが少し強いと思ったほうがいいです。

このチームならなんとか勝てるかな、というくらいのチームは同等の強さくらいのはずです。


目標設定には、見栄も誇張も必要ありません。
「客観的に」自分/他のチームをありのままに捉える能力こそが重要で、
客観的な自己評価ができるチームが中長期的には強くなるのですニコニコ
これはプレーヤーとしても同じことです。


自分のチームの強さの把握方法と、それに合わせた目標設定方法は今後詳細に説明します。
また、他のチームの強さの評価方法については、いずれ競合チームの分析という大きなテーマで取り扱う予定です時計

今の時点ではまず、自分達の目標が「(ぎりぎり)達成可能であるか」を
改めて確認してみてくださいグッド!


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