
目標設定に関する続きとなります
<目標の条件>
①コントロール可能であること
②定量的/具体的であること
③(ギリギリ)達成可能であること
今回は、最後の③です
<ギリギリ達成可能であることの重要性>
これは感覚的に理解できるかもしれませんね。
達成が容易な低すぎる目標は、自身やチームの成長にはつながりません。
低い目標は設定してほどなくすると達成してしまい、特に意識もせずに
忘れてしまうことでしょう

そのような目標は、あってないようなものです。
一方で、達成が困難な高すぎる目標は、それはそれで問題です。
目標を達成できないとことは、達成により得られる満足感や更なる成長への
動機づけを奪いかねません。
そして、目標を立てて目指すという行為自体に否定的な思いを持ってしまいかねません。
あるいは簡単すぎる目標と同じく、最初から目指すことをあきらめ、すぐに
忘れてしまうということにもなりかねません。
しかし達成がギリギリ可能な適切な目標は、常に個人やチームに成長を
求めると共に、大きな達成感と自信をもたらします。
<適切な目標設定の方法>
ギリギリ達成可能な目標設定の一番難しいのは、どのような目標を
設定するかという部分になります。
この際に当然、これまでの
①コントロール可能であること
②定量的/具体的であること
も満たすことは忘れないでくださいよ

私が知る多くの個人/チームは、基本的に達成が困難な高すぎる目標を
設定する傾向にあります。
高い志を持っていることも、大きな目標を達成したいことも十分理解できます!
しかし、高い目標設定は良いのですが、大概「高すぎる」のです。
昨年リーグで下位だったチームが翌年何の根拠もなしにいきなり「優勝」を
掲げるなど、アマチームではよく見られることだと思います。
優勝を目指すのは別にかまいませんが、チームの「目標」とすべきではありません。
目標は根性で達成するようなものではなく、現実的にチームをそこまで
高めていける道筋が立てられるようなマイルストーンでなくてはならないのです。
<適切な目標設定のために>
そのような目標を設定する方法はシンプルです。
「客観的に自分のチームを分析すること」
プロのサッカーチームを参考にしてみてください。
例えばヨーロッパでは、チームによって、以下のいずれかをシーズン目標に
していることが多いです。
・リーグ優勝/チャンピオンズリーグ優勝
・リーグの優勝争い/チャンピオンズリーグ出場権獲得
・ヨーロッパリーグの出場権獲得
・1部残留
まずは自分のチームの強さをリーグの中で相対的に位置付け、そこから
現実的な目標を立ててみてください。
人間は自己を過大に
、他人を過少に
評価するものです。自分のチームと同じくらいの強さだな、と思うチームがリーグにいれば
現時点ではおそらくそのチームのほうが少し強いと思ったほうがいいです。
このチームならなんとか勝てるかな、というくらいのチームは同等の強さくらいのはずです。
目標設定には、見栄も誇張も必要ありません。
「客観的に」自分/他のチームをありのままに捉える能力こそが重要で、
客観的な自己評価ができるチームが中長期的には強くなるのです

これはプレーヤーとしても同じことです。
自分のチームの強さの把握方法と、それに合わせた目標設定方法は今後詳細に説明します。
また、他のチームの強さの評価方法については、いずれ競合チームの分析という大きなテーマで取り扱う予定です

今の時点ではまず、自分達の目標が「(ぎりぎり)達成可能であるか」を
改めて確認してみてください


