皆さんこんにちは

間隔が開いてしまい、申し訳ありません

目標設定に関する続きとなります
<目標の条件>
①コントロール可能であること
②定量的/具体的であること
③(ギリギリ)達成可能であること
今回は、②についてです
目標は定量的/具体的である必要があります

定量的とは数値化できること、と理解してください
定量的すなわち数値であるということは、他と比較できるということです
自分の現在位置と目標までの距離を正しく把握できたり、
振り返りの時に自分が目標までどれくらい足りなかったのか分かります
また、皆さんも納得していただけると思いますが、
目標が具体的であるほど、人はそれに向かって努力できます
より努力できるというのは、同じ労力での成果が高いということです
分かりやすい例を1つ挙げさせていただきます
以下の例で、あなたはAさんBさん、どちらが「良い目標」を立てていると思いますか?
Aさん.「今年は本をたくさん読むぞ!」
Bさん.「今年は本を100冊読むぞ!」
答えはBさんですね
(これは感覚的にも納得していただけると思います)
Aさんは今後、以下のシチュエーションにて非常に困ることになるでしょう
1. 1年間の読書計画を立てる時
2. 途中で自分の達成状況を確認する時
3. 1年後、自分の1年間の成果を振り返る時
1では、自分がこれからどれくらいのペースで読んでいけばよいか分かりません
2では、例えば半年後に30冊読み終わっている現状を知っても、それが予定通りなのか
予定より遅れているのか、感覚値でしか分かりません
3では、1年間の自分の成果が「たくさん」であるか否かはAさんのその時の気分次第です
気分次第で1年間の成果を判断するのであれば、目標をわざわざ立てる必要はありませんね

むしろ、管理する手間や精神的な負荷を考えると、こんな目標はないほうがいいでしょう
一方でBさんは、以下のような対応をすると考えられます
1では、月に平均9冊、週に換算すれば2冊、という具体的な計画を設定
2では、半年後に30冊読み終わったとしたら「目標に随分足りない」と
自分の達成状況を把握できるため、次の半年に向けて対策が立てられます
3では、Bさんが自分の立てた目標を達成できたか一目瞭然
達成できていなければ、その原因を探り、改善することでBさんの成長につながります
達成できていれば、自信となり、次はさらに厳しい目標を設定し、
やはりBさんの更なる成長につながります
これをサッカー/フットサルのチーム目標にあてはめてよく考えてみてください
前回の「目標はコントロール可能であるべき」という内容と合わせてみると
この重要性がより理解できると思います

しかし、残念ながら多くのチームがサッカー/フットサルに関してはAさんのような
ことをしてしまっているのです

誰に聞かれるわけでもないので、自分のチームを嘘偽りなく顧みてください
今の瞬間はショックを受けるかもしれませんが、現実を直視して痛みを伴わなければ
進歩はありません
また、私はAさんの目標について、達成状況を「感覚値でしか分からない」と
表現しました
これが個人目標であれば、感覚値でも特に問題ありません
感覚的に自己管理ができ、緻密な管理は好まない人はいると思います
しかし、これがチーム目標であれば、明確にNGとなります
チームをとりまとめ、1つの方向に導いていく人(キャプテンやコーチ)は
「共通言語」を使うことが非常に重要になるのです
チームのメンバーとは、それぞれ異なる考え方や価値観を持っています
練習に対する考え方も違えば、「優勝」に対して持つイメージも異なるはずです
その中で各々の「感覚値」を目標で許容してしまうことは、目標に対する
ズレを許容することです

チームメンバー間でズレたチーム目標など、目標がないことに等しいと思いませんか?
目標のズレは、達成するための練習内容などにも当然表れます
目標のズレは決して他のところで吸収・修正できません
それが起こらないためにも、定量的/具体的にして、必ず共通理解をチームで持つ必要があるのです
定量的/具体的というキーワードは、今後練習について記載する部分でも出てきます
今回はまず「目標設定」という中で、その重要性を理解していただければと思います





