昨日のブログでは「エビデンス」とか「治らない」という言葉が何の根拠もない意地悪な表現だという事を書きました。
チョロちゃんの事もわたし達親子の16年以上の生活もリアルでは知らない人達が何と言おうと、
生まれた時から睡眠障害や感覚過敏で、
幼児期になってからは他にもアレコレてんこ盛りの子でしたから、
11年前の今頃は就学相談等で慌ただしい夏休みでした。
当時は
早期診断・早期療育
が良いと言われていました。
今だったら、
何の為、誰の為に良いのか?
と疑問に思うところですが
もう随分と昔のように思えてならないのですが、わたしも当時は本当に悩んで苦しんでいました。
睡眠障害や超がつく感覚過敏に加えて、多動でじっとしていられない〜手を繋いで歩けない〜、色や物に拘りもあったし、偏食、パニック…書き出したらキリがないくらい色々あったので、年中の時に始めた就学活動では当初、特別支援学校も視野に入れて、学校見学や体験入学にも参加しました。
少人数で手厚く支援してもらった方が、大きくなってから困らないのではないか?と考えたからです。
体験入学でチョロちゃんがそこにいる事を拒んだのと、わたし自身がその特別支援学校のカリキュラムを目の当たりにして、ここではチョロちゃんが成長できない。と感じたからです。
〜あくまでも地元のとある特別支援学校に関する感想です〜
当時はいじめられない様にという理由で初めから〜或いは実際に不登校になって〜特別支援学校を選んだり、転校した子もいました。
あの時、
チョロちゃんがあの学校を選ばなかった事は正しかった。
と思っています。
高校2年生になったチョロちゃんは、わたしが子どもの頃には考えもしなかった発想で商談よろしくアレコレ交渉してきます。
そういえば、上の子ども達はそんなことを言わなかったのにどうして???と思うのですが…。
まぁ、上の二人(長男長女)はそんな事を言ったところでどうせムダ(無理?)だとわかっているから、初めから余計な労力を使わなかったのかも知れません(笑)
一学期のある日、チョロちゃんが
「ねぇ、今度のテストで学年1位だったら、新しいゲームを買ってくれる?」
と言いました。
「買わない!」
とわたしが即答したのは言うまでもありません(笑)
この光景、何年か前にも同じようなことがありましたっけ?
確か中学生の時、何教科かのテストが90点以上だったら、と言うのがあったような…。
但し、その交渉はわたしにではなく娘におねだりしたのですが、あの時は一教科で一点足りなくてダメだった様な…。
その後、何かの交渉成立でしっかりゲーム機を買って貰っていました。
…で、今回はわたしにしぶとい(?)交渉が続き、
「母さんの事だから多分、そう言うだろうなとは思っていたけど、やっぱりダメ?」
とか、
「でもさ、学年で1番だよ?すごくない?」
という感じで結構、食い下がってきましたが当然却下(笑)
どうしてそんなに食い下がったのか?
というと、実は今回の
実力テストで学年1位
だったからでした。
チョロちゃん曰く
「テストの点数が学年で1番なんて、もうないと思うからチャンスだったのに!」
と、かなり残念そうでした。
偶々、得意教科だったので、次はないと思ったそうです(笑)
だから、あんなに必死だったんですね
自分で奇跡の1位と言っているくらいですから(笑)
それで、早速交渉の矛先を娘に変えて、最新のゲーム機を手に入れました。
実はチョロちゃんはゲーム=ソフトを買ってもらうつもりだったようです。
…と、今はこんな風に成長していますが…
幼児期のチョロちゃんは、
年長の時には少しは落ち着いてきてはいたものの、
相変わらず睡眠障害も聴覚過敏以外の感覚過敏も偏食もパニックもありましたから、
少人数で手厚く見てもらえる特別支援学級に在籍を希望し
〜チョロちゃん自身が校区の小学校に見学に行った時に決め〜ました。
結局、小中学校の9年間、特別支援学級に在籍していましたが、
初めから高校受験を視野に入れて、
学習に遅れが出ないように気をつけていました。
この9年間、当然ですが
アレコレ治ってラクになっています←チョロちゃんが。
目の前の子どものこういう成長があるから、
発達障害は治らない。が嘘で、
神経発達症だから治ります♪
とハッキリ言えます。
勉強の方はずっと理数系と英語が好きで国語と社会が苦手〜嫌い〜でしたが中学生になって本を読む様になり、国語が前ほど嫌いな教科ではなくなりました
今でも社会科は好きではありませんが、テスト前には一応(?)勉強をしています。
夏休みの今、お子さんの就学については、きっとみなさんの悩むところだと思います。
最終決定は秋だとしても、ある程度は夏休み中に決めなければならなかったので、今もそう変わりはないかも知れません。
地域によっても、学校によっても、又、担任によっても大きく変わりますので、一概にこれが良いとか悪いとか言えません。
ただ言えるのは、子ども自身や親の感覚で
ここは違う。
と思ったら、その勘〜感覚〜は大切にして欲しいです。
身体とか感覚は正直なので、
拒絶〜まではいかなくても拒否〜反応があるなら、
そういう事なのではないかな?
チョロちゃんは特別支援学級に在籍していたとはいえ、授業の殆ど〜特に教科担任制の中学校では〜交流学級でみんなと一緒に授業を受けていました。
そうしないと高校受験で困るのがわかっていたからです。
学校によっては、
授業がない教科担任が特別支援学級の教室に来て授業をする。
ところもある様ですが、そういう学校がそうあるとは思えないので、そこら辺も見越して就学先を決めるのは大切だと思います。
子どもは成長も発達もします
今〜〜だから。
と決めつけないで〜子どもの可能性を信じて〜現時点での最善、将来を見越してのベストな選択ができます様に
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
新しい一日が始まりました
今日も一緒に凸凹育児を楽しみましょう