先日のブログでは人から言われる
「頑張れ」という言葉が辛かった幼児期の凸凹育児について書きました。
当時のわたしは心身共に疲弊しきっていたし、
「発達障害は脳の機能障害だから治りません」
という医師や専門家の言葉をマルっとそのまま信じていたので、辛いだけの育児になりつつあって、本当は一番可愛い筈の幼児期のチョロちゃんの言動のアレコレを心から可愛いとは思えない自分に自己嫌悪感すら持っていました。
近所に所謂 重度と言われる自閉症の娘さん(今は40代になっている)を育てている方がいて、買い物の時にスーパーや道でお会いすることがたまにあります。
この方は乳幼児期のチョロちゃんの事も知っているので、時々ご自分の育児を振り返ってアドバイスや励ましの言葉をかけてくれていました。
娘さんは今でも毎日送迎バスに乗って事業所に通っています。
そのバスの停車場所までいつも付き添っていらっしゃいましたから、送迎バスを待っている時に通りかかってお話することもありました。
この頃はすれ違いざまに挨拶だけすることが多かったのですが、先日久し振りに少しお話しする機会がありました。
「お子さん(チョロちゃんの事)、幾つになった?」
「高校二年生です」
「そう。○○(特別支援学校)に行っているの?」
「いえ、○○高校です」
「あら、そうなの、凄いわね!」
「ありがとうございます。学習に遅れがないので試験でもそれなりに点数が取れるので…」
「勉強ができるなら、こういう子ども達はそうやって得意なことは集中して頑張れるところがあるものね」
「はい、家の子はパソコンが好きなので…」
…と話してから、受験に関わる経緯を話しました。
この方も、娘さんの事では色々戦って(?)きた経緯があるので、多少の違いはあってもわたしの気持ちを理解してくれて一緒に喜んでくれました。
今の高校を受験する時に中学校側が特別支援学校や定時制高校、私立の高校や通信制等々、こちらの希望などまるで無視してどんどん勧めてきたこと、だけどわたしはそれに従わずにチョロちゃんが行きたいと言っていた高校を受験させた事も話しました。
すると、
「そんなことに一々従っていたら子どもの将来がダメになるわよ。わたしも従わなかったからその気持ちがわかる」
…と言って励ましてくれました。
以前はよく、
「頑張りましょうね!」
という声掛けをして励ましてくれていました。
別れ際に、
「これからもその調子で頑張って!」
と言ってくれました。
「頑張れ(頑張って)」という同じ言葉かけでも受け取る側のわたしの心身の状態や、言ってくれた人を取り巻く環境などで全く意味合いが違ってくるものです。
こんな風に思える様になったのは大変だったチョロちゃんのアレコレがすっかり治っていて、育児を楽しめているからだと思います
高校生になって相変わらずマイペースだけれど、それなりに頑張っているチョロちゃん。
自己肯定感が高くて、自分は愛されているという自覚があるのは我が子ながら「すごいなぁ~」…と思います(笑)
あの時、学校の先生に言われるがままに進路を決めていたら、チョロちゃんは今の様に充実した高校生活など送れていなかったでしょう。
高校生になって初めて皆勤だった一年生。
わたし自身、例え先生であってもおかしいと思ったらそう言える子どもだったので、子育て中にも学校や先生に対して臆する事なく子どもの側に立って我が子達を守る事ができました。
それを見た先輩お母さんが又、背中を押して励ましてくれました。
わたしにできる事は、今、大変だとか辛いと思っていたり、心が折れて頑張れないと悲しみの中にいるお母さんが我が子の成長を信じて元気になれる様な情報を伝えていく事だと思っています。
幼児期のチョロちゃんを知っている人が、高校生になったチョロちゃんを見て一緒に喜んでくれるのはとても嬉しいです
神経発達症だから治ります!
それを知って元気になれるお母さんが増えます様に
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
今日も一日お疲れさまでした
明日も一緒に凸凹育児を楽しみましょう
おやすみなさい