発達障害者支援法とわたしの子育て⑪ ~誰の為、何の為の特別支援教育か?① | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

今ほど多くはないにしても、何十年も前のわたしが子どもの時代でも各クラスに一人くらいはちょっと気になる子(?)みたいな児童・生徒がいて、当時一クラスは40人位いたのですが、それでも担任の先生が一人で何とかしていました。

 

 

昔の先生の方が威厳があったというか、落ち着いていたというのか…当時の親と同世代の30代だった先生方の年齢を考えても、かなり精神的にも大人だったなぁ~と思うのです。

 

 

少し前に神戸の学校の教員が同僚をいじめて動画を撮ったりしていましたが、この加害者達は本当に幼稚で低レベルの思考でした。

 

周りの傍観者たちがその場に居合わせて止めるとか、しかるべき機関に相談する。という発想が浮かばないのも怖かったですあせる

 

教師の仕事は子ども達に勉強を教えることが求められますが、それ以外にも集団生活の中で人として最低限のルールとかマナーを教えるのも大切な仕事ではないのか?と…。

 

 

これはSSTをして欲しいという事では全くなくて、もっと人として根本的なことをしっかり教えて欲しいなぁ~という事なのですが…。

 

 

発達障害者支援法が変わったのは、学齢期にきちんと関わって必要な教育を受けさせて、将来は自立した大人になる人に育てる。

…という事だったと記憶しています。

 

特別支援教育についても同様で、

支援が必要なのは知的障害があるかどうかに依存しない。

という事がハッキリしたからなのですが、当然そこには将来一般就労をして自立した社会人になる為に必要な教育を受けさせること。

…という目的がある(あった)はずなのです。

 

 

その一番大切なことが教育の現場には伝わらずに、十把一絡げで「みんな同じ囲い」の中に入れて必要な教育を受ける権利を奪っている学校がたくさんあります。

 

取り敢えず、在籍している6年間ないし3年間を事故なく無難にやり過ごさせさえすればいい。

 

極端に言えばそんな感じダウン

 

 

その子が将来自立した社会人になるために

今、何をしてあげられるのか?

或いは、

何をするべきなのか?

という一番大事なことがなおざりにされています。

 

特別支援学級に在籍している子ども達のうち、(将来)自分が行きたいと思う高校にみんなと同じように受験し、入学できるようになって欲しいと真剣に考えてその為に頑張ってくれる先生はどれほどいるでしょう?

 

 

保護者も同様で、義務教育を終えた我が子が将来、

どんな進路を選ぶのか?

或いは、

どんな進路を選べる様にするのか?

まで考えているでしょうか?

 

 

実際の学校が特別支援教育の本来の意味合いとは違う方向に我が子を誤導していると気付いたら、「それは違う」と言える(言ってきた)でしょうか?

 

中学校に入学する前に学校に見学に行った時、当時の担任から

〜知的障害特別支援学級ではない自閉症…特別支援学級の生徒達の学習内容が小学生の教科書を使ったものだと聞いた時異議を唱えたのは言うまでもありません。

 

 

知的障害特別支援学級が別にあるのですから小学校で履修すべき学習をするのであればそちらですべきだと言ったのです。

 

もっとハッキリ言わせてもらえば、そもそも療育手帳を持っている生徒達を「知的障害特別支援学級」ではなく「自閉症…特別支援学級」に在籍させている事からして、特別支援教育の「障害種別のクラス分け」という理念に則ってはいないのです。

 

法律が新しくなるずっと前から特別支援学級がある小・中学校では特に、新しく加わった「知的障害のない児童・生徒」達が、将来、特別支援学校ではなく普通学級の児童・生徒と同じ様に中学や或いは高等学校を受験するのだという認識に切り替える事ができないまま、同じ流れで深く考えずに進級(進学)させているのでしょう。

 

だから、高校受験に備えてはいないなどと公然と言ってのけるのです。

 

ここで更にそれに追い打ちをかけるのが、この新しい〜と言っても10年以上前に変わったのですが〜特別支援教育の方針を知らない「先輩ママ」達なのです。

 

 

続きます。

 

 

 

 

 

凸凹育児を頑張っているお母さんへ

 

新しい一日が始まりましたラブラブ

今日も一緒に凸凹育児を楽しみましょう音譜