発達障害者支援法とわたしの子育て⑩ ~苦い思い出 | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

チョロちゃんの就学前の相談の時の話や、学校見学、体験入学については何度もこのブログに書いているのですが、就学時健診の時に事前に校長(当時)と面談することになって親子で面談した時の嫌な体験は今でも忘れられません。

 

 

この時から、チョロちゃんに関する学校とのバトル(?)が始まって、アレコレと交渉やら戦って(?)きたのですが、よくよく考えたら状況は違うものの長男長女の時もいじめの被害に遭った時や担任の職務怠慢、校長の采配の悪さ(なさ)にダメ出しをして来た経緯があるので、こういうのも全部ひっくるめて、わたしは相手が誰でも納得ができなかったらキチンと伝えて解決させてきたな…と改めて思いました。

子どもの頃からずっと。

 

 

チョロちゃんが年長だったのは発達障害者支援法の一部が新しくなった2010年度(西暦の方が計算し易いし便利なので好きです)です。

 

チョロちゃんは早生まれなので秋の就学時健診の時は5歳でした。

 

先ず体育館で体操着の注文がありましたが、当時は自閉症の特別支援学級が新設されるかわからなかったので、体操着の注文はせずサイズ合わせだけしました。

 

体育館では先生方のお話があって、事前に約束していたのでチョロちゃんはわたしの隣に静かに座っていました。

 

何人かの子ども達が椅子の上を走り回っていましたが、親は注意していませんでしたあせる

 

他の子どもに気を散らされることなく話に集中させたかった(チョロちゃんに)ので、チョロちゃんが好きなパソコンの操作をしている先生の手元が見える一番前に座りました。

 

最後にこの先生が静かに座っていた事を褒めってくださって、

「入学してくるのを楽しみに待っているよ」

と言われた時、事情があってまだこの小学校に入学できるかわからないことを伝えました。

 

その後、校医(小児科医)の内科健診があって、チョロちゃんの主治医もいたのでそちらに並んで健診を受けて、その後、約束していた校長室に行きました。

 

 

校長室では校長、教頭がいて、チョロちゃんとわたしの4人でソファーに座っての話し合いがありました。

この間もチョロちゃんはわたしの隣で静かに座ったままでした。

 

 

「自閉症の特別支援学級の新設をして欲しい」と要望したら、今ある知的障害特別支援学級在籍の児童が今は一人で、入学してくるとしても一人だけなので二人なので、自閉症の特別支援学級を希望しているのが今のところ家だけなので、今、使っている教室を真ん中で仕切って前と後ろに分けて二つの特別支援学級の教室として使えばいい。と校長が言いました。

 

??????

この校長、特別支援教育の事も特別支援学級の事も知らないようなので、

 

「特別支援学級は一つの学級につき担任が一人で教室も一つ必要になります。

人数が少なくても一つの教室を分けるのではなく、二つの教室、二人の担任という事です」

と説明しました。

 

すると、隣に座っている教頭に

「そうなの?」と確認していましたあせるダウン

 

 

こんな基本的な事も知らずに偉そうにあんな事を言ってのけてしまうなんて呆れました。

 

 

わたしは就学に向けて色々調べていたので、それなりの知識がありました。

だから、この校長のいい加減な提案にキチンと言い返せました。

だけど何も知らないとそういう訳にはいきませんから、親の側に最低限の知識は必要です。

 

 

その後、この校長が、

「もしも、自閉症の特別支援学級が新設されなかったら、お子さんを普通学級で受け入れることはできません」

と言ってのけましたダウンダウンダウン

 

 

心の中で「はあ?、この人は何を言っているのだろう?」と思いました。

呆れてモノが言えない。

というのは正にこの時のわたしでした。

 

「あのね、校長にそんな権限はないんですよ!

子ども(或いは保護者)が通わせたい。と言ったら学校側に拒否する事はできません。

そんな事も知らないの?」

という気持ちと、

「この日は一日静かに座って話を聞いている我が子に何の労いの言葉もかけないどころか、本人を前にして『受け入れられない』などという暴言(酷い事)をよくも言えるな…。」という気持ちでいっぱいになりましたが、この校長に言ったところで通じないのは明らかなので、挨拶をして帰宅し直ぐに教育委員会に電話をして事の次第を全部話しました。

 

「誠に遺憾です」

と先ず一言。

 

わたしが言ったことは全部合っていて、教室や担任の事も、校長に入学を拒否する権限がない事もその通りだと言われました。

 

そして、確認として、

もしも特別支援学級が新設されたとして、あの校長のままでも子どもを通わせる気持ちがあるか?と聞かれました。

 

(子どもは6年間通うけれど、校長は異動があるので)

「もしも新設されたら校長が変わらなくても、子どもと直接関わるのは担任なので問題ありません」

と答えました。

 

 

それにしても、本当にこういう厚顔無恥な人がいるのですから、事前に色々調べておいて、いざという時にちゃんと反論できる親でないと子どもを守れないな。と思いました。

 

学校の先生の多くが普通に企業で務めた経験がないので、実際の社会が本当にはわかっていないし、この校長の様に保護者や子どもをバカにしてこんなに酷い事を言ってのける輩が存在するのです。

 

自分達は保護者より偉いとか、思い通りにできるとか思っているのでしょうか?

なんか大きな勘違いをしていますよね?

 

 

結論として自閉症の特別支援学級が新設されて、入学の時に(無事)校長が異動になりました(笑)

 

 

新しい校長先生は事の経緯を知っていたらしく、

「何の心配もしないで安心して登校させてください!」

と最初に言ってくれました。

 

 

言うべきこと、伝えるべきことはちゃんと伝えてこちらの意志表示をしておく事は大切だし、そうしないと子どもは守れない。と思っています。

 

 

その為にはこちら側に知識と主体性が必要なのは言うまでもありませんが。

 

 

 

凸凹育児を頑張っているお母さんへ

 

新しい一日が始まりましたラブラブ

今日も一緒に凸凹育児を楽しみましょう音譜