発達障害者支援法とわたしの子育て⑤ 〜特別支援学級から高校受験も入学もしましたが? #2 | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

小学校を卒業後は、そのまま校区の中学校の特別支援学級に在籍し、相変わらず避難場所の様にそこを利用しつつ、授業はほぼ全部、交流学級で受ける。という形で三年間を過ごしたチョロちゃん。

 

 

どうしてそうしたかというと、小学校では障害種別に「知的障害特別支援学級」と「自閉症…特別支援学級」の児童を分けて在籍させていたのですが、中学校では知的障害という診断がある生徒が「知的障害特別支援学級」にではなく「自閉症…特別支援学級」に在籍になっていました。

 

そうなっていたのは他の小学校校区の学校ではそういう分け方をしていたので、中学校ではその小学校のクラス編成をそのまま受け入れていたからです。

 

 

本来の特別支援教育というのは特別支援学級を障害種別で分けて支援すべきなのです。

 

どうしてそうなのか?

というと2010年に発達障害者支援法で特別支援教育の支援の対象に知的障害のない人たちが加えられましたが、それは、その人達が将来、特別支援学校の高等部ではなくて、普通に高等学校を受験して入学して最終的には一般就労を目指す人〜そうなる事を想定した〜取り組みだったからなのです。

 

…であるならば、特別支援学級のクラス編成はちゃんとすべきで、特に卒業後の進路に応じて支援をするように個別の支援計画(書)も作成されるべきですし、学習保障も相応になされてしかるべきなのです。

 

 

だけど、実際にはそうではなかった〜少なくともチョロちゃんが通った中学は〜ですしそこまで知っている〜というか考えている〜教職員はチョロちゃんが通う中学校には(特に二年生以降の校長になってから)はほぼいませんでした。

 

一年生の時の校長先生が特別支援教育に詳しい校長先生で入学前に面談し、色々相談に乗ってくださいました。

一年生の時の特別支援学級の担任があまりに酷かったので、校長先生が頑張ってくださって、二年生の時に担任にしてくださった先生は特別新教育に関して知らなかったものの、懸命に関わってくれて何とかチョロちゃんの受験やその後がよくなるようにしてくださいました。

 

残念ながら二年生になる時に校長先生が変わり、その後の校長は最悪でこちらから面談の申し込みをしても一度も直接の面談はおろか「忙しい」の一言すら担任を通して言ってくるようないい加減さ〜やる気のなさで〜卒業までの二年間で一度たりとも面談はおろか電話ですら話したことのない人でした。

あり得ないけれど本当の話です。

 

チョロちゃんはこの校長をとても嫌っていました。

 

 

この校長、こともあろうに三年生に進級するタイミングでせっかく良い関係を築き始めて受験に向けて一緒に頑張ろうと言ってくれていた担任を異動させてしまったのです。

一年生の時の校長先生が、この先生なら二年間の担任が可能だと決めてくれていたのを覆す意地悪な異動でした。

 

 

そして、三年の時に担任になったのは一年生の時の担任とかなり似たタイプの人で、当然、特別支援教育に関してもチョロちゃんの支援に関してもやる気のない人でしたあせるダウン

 

 

それはどういうことか?というと、

特別支援学級在籍生徒に対して偏見と固定概念があって特別支援学級に在籍している生徒は特別支援学校に進学するのが一番妥当だと本気で考えているような、古い考えの人でした。

 

要するに特別支援教育の中身の変化に対応が追いつかない〜と言ってもその時点で10年近くも経っているのに〜人だったのです。

 

 

だから、チョロちゃんが高等学校を受験することを応援するのではなくて、通信制の高校や特別支援教育に特化している(…という謳い文句を掲げてはいますがその実態は最悪)私立高校などを勧めてきました。

 

 

この中学の特別支援学級在籍生徒でチョロちゃんが受験した高校を受験した生徒はおらず、その為に他の学校を受験させようとしたのです。

(特別支援学級在籍であっても第一志望の高校に合格できないと学校の面子が…とでも思ったのでしょうか?)

 

 

そんな状況でしたから内申書は全くアテにできないので、

実際の入学試験の点数で頑張るしかない!

という状況でした。

 

 

一年生の時の担任からしてそういうことがあったので学習保障を得るためには交流学級で授業を受け定期テストもそれなりの点数を取り、学校は休まない!

…という決意の元、自分達で頑張るしかなかったのです。

 

入学前の面談で、中学の自閉症…の特別支援学級〜知的障害特別支援学級ではない〜であっても小学校の4年生程度の授業内容だと言われて

「ここは中学校ですよね?」

と思わず聞き返したのを覚えています。

 

 

中学生活最後の年の担任も校長もそんな感じでしたから当然まともな内申など期待できるはずもなくあせる

 

実力行使あるのみ(笑)

 

さすがに本人が希望しているのに「受験するな」とは言えませんから。

 

言えることは高校受験を間近に控えてからジタバタしても到底間に合わないので、小学校の時からそれなりの学力を保てるように学習保障の約束はキチンと守って貰う事は譲らずにいること。

そして〜当然のことですが〜病気などの事情がない限り学校を安易に休ませないことです。

 

これは将来の通勤等の事を想定してですが、

最低でも週に五日、朝起きてご飯を食べて公共の交通機関を利用して通う。

事ができる身体でないと一般就労は難しいからです。

勿論、このご時世、様々な形態の働き方があるでしょうが基本はこれですから!

 

周りに期待し過ぎない事もですが、いざという時の為に最低限の知識とそれをキチンと要求するだけの主体性や覚悟が親には求められるという事も知っていた方がいいでしょう。

 

 

 

 

凸凹育児を頑張っているお母さんへ

 

新しい一日が始まりましたラブラブ

今日も一緒に凸凹育児を楽しみましょう音譜