6歳までに治らなくても大丈夫と書いているのは、
就学前に治らないことを推奨しているわけでも、
治ることを諦めて。
と言いたいわけでもなくて、
就学前に治さなくてはいけない。
という思い込みが、お母さんを苦しめることになっているのだとしたら、
時期に拘ることなど全然ありません。
…と言いたいのです。
このシリーズ最初のブログ
にも書いたけれど、大切なのはスタートではなくて、そのずっと後の
大人になった時の子どもの自立。
です。
そうできるようになるまで育てる事が親の役目だと思っているので、その時に帳尻が合えばいいんじゃないかなって思っているのです
当然ですが、ニートは論外です。
周りから何か言われても子どもの育ちは千差万別で親が焦ったところでどうしようもないのですから…。
我が家の場合、幼児期までのチョロちゃんはかなりのものだったので、たくさんあったアレコレを就学前に治せたとは到底思えません
諦めていたわけではなく育ちの順序や速度は子どもによって違うでしょうし、頑張ってどうにかなる事もそうじゃない事もあると思うのです。
その時が来たらちゃんと育って治っていく。
ものではありますが、放置していても治らない(治せない)事もあるので、そこは正しい情報を集めて発達を促す手立てを上手に利用するのもアリだとわたしは思っています。
療育に関しても様々な意見があるのは当然で、どんなもの(事)にも良し悪しや格差があって、
本当に我が子に合っているのか?
と、考えて上手に選ぶ目を持つことも親として大切なことだと思っています。
例えばCPやOT、STなどリハビリ担当の専門家の質というかセンスの良さは割とわかり易いです。
チョロちゃんは実質CPとOTしか関わっていないのですが、的確なアドバイスをくれたり、必要な訓練をしてもらえたし、チョロちゃんには合っていたので、わたしは療育を否定しません。
チョロちゃんが年長になった時、わたしが体調を崩した期間があったので、その間は専門家や幾つかの支援を利用して助けて貰って伸びた所があるのも事実なので、
療育等に関してそれは
子どもが楽しみにしているか?
効果が出ているか?
というのはわかり易い判断基準ですね。
そして、
子どもが困っていること。
と、
親が困っていること。
をちゃんと分けて考えて、適切なアドバイスができる。
とか、
どうしてそうなのか?
どういうアプローチが必要か?
を知っていて、的確に答えて発達を促す方法を取り入れてくれるかどうかは重要なポイントです。
チョロちゃんは大変な事がいっぱいあったし、就学当時(10年前)は、
「発達障害は…治りません」
という事になっていたので、就学前に何とかなるなんて思っていませんでした。
小学校に入学する時に聴覚過敏は治っていたものの他の感覚過敏はしっかりあったし、偏食も酷かったので給食では相変わらず食べられないものの方が多くて
それでも食べていくうちに少しずつ改善されていって食べられる物が増えました
食べられる野菜が増えて、できる事も大丈夫になった事も増えていきました。
プールで顔に水がかかっても大丈夫になったのも就学後です。
幼児期に療育に通っていて良かった事は…
身体の使い方が上手くなったこと。
マス目に字をかけるようになったこと。
ハサミがうまく使えるようになったこと。
就学前にこれらがクリアになっていたので、授業で困る事が減りました。
色んな事があり過ぎて、今のチョロちゃんしか知らない人は幼児期のとっても大変だったチョロちゃんを見たら驚くと思います。
もしも、就学前に治す事を目標にしていたら、それができずに苦しんでいたかも知れません。
だけどわたしは長い目で見ていたし、目標を就学にしていなかったので、焦る事もありませんでした。
その2年前は特別支援学校も就学先の候補にしていたのですから、就学前に治るなんて夢のまた夢。という感じでした。
人それぞれ、みんな違うのでサクッと治る子もいれば、段階的に治る子も、ドカンと治る子もいるでしょう。
小学生の時に治った事もたくさんあるので、経験上、6歳までに治らなくても大丈夫。って言えるのです
だから、周りの子どもの治る速度に我が子が追いついていないとか、逆にもう手遅れであるかの様で意地悪な「治りません」という言葉に振り回される事なく、可愛い我が子なりの発達を喜びつつ、必要な援助を受けたり発達を促すアプローチを楽しみながら生き生きとした毎日を過ごせますように
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
今日も一日お疲れ様でした
明日も一緒に凸凹育児を楽しみましょう