発達の多くに凸凹がある子どもを育てていると、意識的ではないにせよついつい(いつの間にか)凹の部分ばかりを見てしまいがちになってしまうのが親というもの。
どの子にも凸の部分がしっかりあるのだけれど、それよりもどうしたって凹の部分ばかりが目についてしまう…。
就学前に治っていると進路で悩む事がないし選択肢も増えるからいい事づくめ。
という様な話で盛り上がっていたTwitterを見て、心配になったり不安な気持ちを抱えてしまうお母さんも意外と多かったのか、昨日も誰かが気にしている。と言った呟きをしていて、
そんな事はないのになぁ〜
って
子どもはその子のペースで育つから大丈夫。
って経験しているからこそ言えるのだと思うけれど、
そんなに心配し過ぎると返ってお母さんが自分を追い詰める事になって、更にキツくなるんじゃないか?
ってそっちの方が気になります。
勿論、早く治って就学前には診断が外れるくらいに育って、
就学相談を受けて進路の事でアレコレ言われたり、どうしようか?と悩まずに済むならそれに越した事はないけれど、人生の内の(義務教育の)就学期は9年で、長い人生の全体から見たらアッと言う間に過ぎていきます。
我が子がそうだったから言える事は、「今」だけに焦点を合わせ過ぎるとマイナスの部分ばかりが目に付くしそこばかり目立って見えるだろうけれど、義務教育が終わる9年後、もっと言えば
大人になった時、どんな人生を歩んで欲しいのか?
を考えての「今」をちゃんと見て欲しいのです。
チョロちゃんは就学前に睡眠障害が治っていて、排泄の自立もできていました。
それでも、他の感覚過敏は治っていなかったし、超偏食、パニックはありました。
一緒に校区の小学校に見学に行って授業の様子を見させて貰ったり、先生とお話しした上で
チョロちゃんが「特別支援学級の教室で勉強したい」
と言いましたから、スタートはそれで良いと思いました。
低学年の内は特に少人数のクラス編成(と言っても30人程度ですが)にしている学校だったので、交流学級に入ってもそんなにはザワザワしていませんでした。
スタートは新設された「自閉症…特別支援学級」に在籍し、希望者が一人だったので異動して来られた先生が担任になってマンツーマンでした。
交流学級に行く事が多かったのでチョロちゃんのクラスは担任の先生が二人いる様な感じでした。
特別支援学級の教室では、鍵盤ハーモニカの特訓(笑)とか、苦手だった縄跳びの練習をして貰ったり、キツく感じた時のクールダウン、大好きな算数の勉強などを集中してしたり、とチョロちゃんのペースでできることを増やしていく感じでした。
チョロちゃん自身が選んだこともそうですし、当時のチョロちゃんにとってはそれがベストだったと思っています。
無理に普通学級だけからのスタートで、困る事やできない事がストレスになってしまうよりも良かったのだと思っています。
大切なのは
どこでスタートするか?
ではなくて
自立した大人になること。
なので、後で帳尻が合えば良いのです
続きます。
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
新しい一日が始まりました
今日も一緒に凸凹育児を楽しみましょう