就学前に考える事の一つに就学先をどこにするか?
…というのがあるのが凸凹発達の子ども。
チョロちゃんの就学前は地元の小学校の多くに特別支援学級はあったものの、
「知的障害児特別支援学級」が殆どで、
「自閉症・情緒障害特別支援学級」がある学校は数えるほどでした。
校区の小学校には「知的障害特別支援学級」しかなかったので、チョロちゃんが特別支援教育を受けるとなると
「自閉症・情緒障害特別支援学級」を新設してもらうか?
近隣の小学校で「自閉症・情緒障害特別支援学級」のある小学校に越境で入学するか?
の二択でした。
既設で通学可能な小学校で「自閉症…特別支援学級」があるのはバスで乗り換えなしで行ける3校でした。
新設されなかったらその中から一校を選んで通うことになります
年中児の頃は「特別支援学校」も就学の選択肢の一つとして視野に入れていましたが、年中児の時に体験入学をして、授業の様子(小・中・高校)を見学させてもらいましたが、教科の学習がほぼなかった事と、チョロちゃんが拒絶反応を示した事もあって就学先から外しました。
わたしの中では漠然とですがこの時、既に「高校受験」を視野に入れていました。
特別支援に特化した私立の学園もありますが、その高校ではなくて特別支援の枠から外れた学校、もっと選択肢のある学校に進学できたらいいなぁ〜と漠然と思っていました。
当時のチョロちゃんは聴覚過敏は治っていたものの、まだ他の感覚過敏やこだわり、かなりの偏食、苦手な事、物がたくさんありました。
学校に見学に行ってチョロちゃんに実際に見せて、
どちらが良いか?
…と聞いたら、特別支援学級を選んだのでそうすることにしました。
わたしは
本人が望んだタイミングで時別支援教育から抜ければいい。
と思っていたので、就学相談では
自閉症特別支援学級に在籍希望。
…という答えを出しました。
そして、校区の小学校には「知的障害特別支援学級」だけだったので「自閉症・情緒障害特別支援学級」の新設をお願いすることにしました。
特別支援教育を受けるかどうか?
に関しては本人(大抵は保護者)の希望が尊重されます。
但し、特別支援学級には幾つもの種類があるので、校区の小学校に希望する特別支援学級がない場合は近隣の小学校に入学するか、校区の小学校に新設して貰うか?になります。
チョロちゃんの場合は後者を希望しました。
当時、発達障害者支援法が変わっていく中で、チョロちゃんの様な子どもも特別支援教育の対象になったので、今後「自閉症・情緒障害特別支援学級」が必要になる子が増える事が想定でき、校区の小学校にも遅かれ早かれ新設されると思いました。
例えば他の小学校に入学したとして、翌年(或いは数年後)に校区の小学校に新設されたら転校するのかそのままでいるか?
等も考えましたし、それも教育委員会の担当者に話しました。
チョロちゃんが通っていた園に教育研究所の職員が一定期間観察に入って、その子の就学先についての見極めの様な事をしていました。
特別支援教育を希望する場合、段階的に許可が必要です。
チョロちゃん自身が特別支援学級を希望し、わたしも当時のチョロちゃんには30人以上の児童のいる教室で一日過ごすのはかなりのストレスになること、クールダウン等の切り替えの場所があったり、苦手が多いので個別に丁寧に関わって頂いた方がいいと判断しました。
特別支援教育を受けるかどうか、受ける場合に
特別支援学校にするか?
地元の小学校の特別支援学級にするか?
という事を決める必要があります。
受験のある学校以外では最終判断は保護者に委ねられます。
この話は5に続きます。
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
今日もお疲れ様でした
明日も一緒に凸凹育児を頑張りましょう