就学前の一年間はとても忙しい時期でした
検査や面談に加えて診察(大抵検査後には診察があります)もあって、検査がなくても経過報告?みたいな感じで年に1~2回当時の主治医に会っていました。
診察と言っても状況報告のような感じでしたから…。
ある時以降、薬の話を必ず言われるようになりました。
今は知りませんが、当時、多動に効果があるとされている薬が6歳から使用可能になるということで、就学に際して必要なら処方する。ということでした。
これ以降、診察の度に言われました。
先生曰く
「診察の時に聞くことになっている」
のだそう
要するにこの薬は学齢期の子どもを何とかする為のもので、
本人の為…というより、
学校の先生や周りの大人達の都合の為なのではないか?
…とわたしは思っています。
当時は地元での勉強会・習会・研修会・講演会にほぼもれなく参加していたので、地元の大きな親の会や○○協会の人たちとは顔見知りでした(あ…今もですが、数年前からそれらには一切行っていませんので)。
割と多くの人がそれらの薬を自分の子どもに飲ませていて、そういう薬の話に詳しい事を自慢気に話している様にすら感じていました。
確か、リタリンとかコンサータとかだったと思います。
わたしは感覚的に拒絶反応があって、一時期メラトニンは飲ませていましたが、それ以外は薬に頼りたくないと思ったのですが、後になってそういう薬(向精神薬)が麻薬と同じ成分だと知って、わたしが感覚的に避けたのは、良い意味で野生的な親の勘がちゃんと作用したのだと思っています。
SNSで知り合ったある方は、副作用の中にあった「食欲低下」で、
食べ盛りの小学生の食欲が落ちる等という薬はダメ。
だと思って飲ませなかった。という方がいらっしゃいます。
これも、親として普通の感覚だとわたしは思います。
元気で食欲がある。
というのは子どもの体調を知るバロメーターです。
それを狂わせる薬が身体に良いとは思えません。
これらはあくまでもわたしの我が子に対する感覚の問題で、わたしはそれで良かったと思っています。
薬は所詮、対症療法なので状況に応じて増減するようですが、
断薬するのに医師の管理指導のもとで適切にしないと危険。
と知って更にわたしの中では、
選択肢としてあり得ない薬
になりました。
子どもの頃に見た刑事物のドラマで麻薬中毒にさせられてしまった刑事が自分で薬を抜く為に、自ら監禁を願い出て部屋の中で何日も過ごしたシーンが浮かびます。
それと同様にとても怖い薬だと思っています。
だから、我が子には飲ませません。
これは個人の選択の問題ですから、飲ませている方からの苦情も言い訳も必要ありません。
自分が確固とした信念で飲んでいたり飲ませている薬なら、他人が何と言おうと服薬を続ければいいと思います。
但し、以前にも何度か書いていますが、
学校の先生とか支援に関わっている人が、
薬を飲ませる様に保護者にどう伝えたらいいか?
とか、
親に薬を飲ませる様にアドバイスする方法。
を、勉強会や相談会、講演会等の質疑応答で尋ねる人がいますが、
そういう人達がこれらの薬の怖さを知らずに(或いは知っていても)、自分達の都合でそんな事を言うのは無責任でお門違いな事だと自覚して頂きたいです。
そういう圧力を親にかけないでください。
就学に合わせて
授業中に集中できる。
とか、
落ち着いて過ごせる。
という表面的な謳い文句だけを鵜呑みにして、こんなに怖い薬を安易にお子さんに飲ませる様な選択をするのではなくて、
知見のある指導者、支援者のアドバイスによって
薬に頼らずに治す。
という根本的で当たり前の方法で親子でラクになって欲しいと思っています。
色んな事がありましたが最初にそういう話をされた10年前から違う医師に変えるまでの数年間、ずっとその当時の主治医からは毎回言われた
(怖い薬を)「飲ませるかどうか?」の質問に
常にNOと言い続けて良かった。
と本当に思っています。
無事に高校受験も終わって志望校に入学できて、テストでもそれなりの点数を取っています。
中学までの9年間特別支援学級に在籍していましたが、公立高校受験に足かせになりませんでした。寧ろ、中学校の先生達の偏見と戦った(笑)事の記憶が鮮明すぎて
子どもの可能性や頑張れる力を信じないで薬に頼っても、それは根本治療ではないのでいつかその結果を身に招きます。
そんな事よりも心身共に元気になれる方法が見つかります様に
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
今日も一日お疲れ様でした
明日も一緒に楽しみながら頑張りましょう
おやすみなさい