チョロちゃんの小学校には通級指導教室がありません。
学校に行く事が多いので色々な子に会う機会があって、
その度に気になる子にも会います。
図書ボランティアには違う学年のお母さん達がいるので、
学校全体の情報や各学年の事を知る機会でもあります。
授業中に教室を抜け出して一人で外にいる子。
保健室に居場所を求めて先生のアシスタントをする子。
教室にはいるものの、授業妨害をする子。
他にも色々な子がいます。
みんな普通学級在籍児童なのですが、
このままで大丈夫?と人の子ながら思ってしまいます。
ある子は就学の時に特別支援学級を勧められましたが、
お母さんが「普通」にこだわって普通学級に在籍するも、
授業についていけない➡️ 教室にいられない。
保健室にずっといる子も、登校しているものの、
授業に参加していないので学習の遅れがある。
学校に行っているのだからそれだけで良い。
というのも一理あるでしょう。
だけど、それはあくまで親の意見であって、
肝心のその子はそれで良いのかな?
と思ってしまうのです。
学校の先生が気になる子の保護者に何か言おうものなら、
先生がうちの子を障害者扱いした。
言われかねない懸念から言えない事もあるのだとか…
タレントの栗原類さんがカミングアウトした時、
凸凹育児をしている人は大抵わかっていた事。
という反応でした。
幼少期に日本にいなかった事が幸いして、
学校の先生が保護者に検査をすすめるのが義務だという
システムのある環境で診断や支援を受けた類さん。
日本もそうなったら良いのに…
と思っていますが、昨日のブログに書いた様に、
初診まで10ヶ月(或いはそれ以上)待たなくてはならない。
という現状は随分前から変わらない様です。
発達障害の診断を出せる小児科医師が少ない事。
診断後の育児指南ができる環境が整っていない事。
特別支援教育の取り組みに地域も学校も格差があって、
診断されても放置状態になっている事。
大抵の療育支援をするセンターの利用が未就学児に
限られていることなど、全てが頭打ち状態なのです。
発達障害児を育てていれば、よその子であっても、
気づく事が多いのですが、その気づきは言わない。
と言うのが慣例の様になっています。
素人がそう言う言葉を安易に口にすべきではないですし、
その後の責任も持てないのですから当然ですが、
明らかにお母さんが凸凹育児に疲弊している状況の場合、
どうやって伝えようか?と悩む事もあるかも知れません。
相手との関係がギクシャクする覚悟で伝えた事があります。
「他の人にも言われたので検査を受けようと思います」
そして、検査の結果は自閉症スペクトラムだったそうです。
チョロちゃんの事もあって相談される事が増えました。
いつもこういう結果になるとは限りませんが、
これからもお節介、余計なお世話、という言葉と、
状況を考えつつも気になる子とそのママが、
ラクになれたら良いなぁと想っています。
難しいですね。
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