【雑記】過剰摂取した青春成分を少し発散するだけの雑記 | 働くカットマンのチラ裏卓球ブログ

働くカットマンのチラ裏卓球ブログ

「普段チラ裏、たまに双方向的チラ裏」を目指す卓球ブログ
現在は書き殴りながらの思考の整理がメイン

【現在の使用用具】
ラケット:ビオンセロ (特注グリップ/ニッタク)
F面:ディグニクス09C (特厚/バタフライ)
B面:バーティカル20 (特薄/STIGA)

 神戸レイティングの次の日。

 

 有休とって身体を休めることなく、朝5時に起きて6時過ぎの電車に乗り、山奥まで中高卓球部の合宿に日帰りで行って参りました。

 

 OBは指導代ということでタダで宿に泊まれるため、ホントは一泊したかったところですが、様々な事情で許されない雰囲気があり断念しました😇

 

 

 コロナ禍もあり、3年間合宿はありませんでした。

 4年ぶりだったようです。

 

 我が母校は中高一貫校ですが、現在高2の部員は全員辞めてしまったらしく、現役は高1以下だけ。

 

 つまり全員、卓球部での合宿は人生初。

 

 だいたいですね、卓球の成績と進路が1ミリも関係しないその辺の弱小校の部活動ですから、卓球に真剣に打ち込むかどうかもまぁ大事は大事ですが、そんなん二の次三の次なわけですよ。

 それより同じ所属の共同体で一緒に寝泊まりすることの楽しさですよ。

 

 ああ青春。

 合宿ってだけでもう青春。コロナのせいで貴重な機会を奪われていた子達もやっと平常通りです。

 

 

 合宿に参加しましたのもおそらく7~8年ぶりでした。

 

 このブログの更新が途絶えてた時期は卓球もしておりませんでしたから、そんな状態で合宿に行くこともなく。

 

 今年の中高のOB会前後にインターハイがあり、Rallys副編集長のインターハイ動画で眩いばかりの青春成分を浴びまくった結果、動画越しでなく僕もちょっとだけ直浴びしたくなり、参加した次第です。

 

 

 合宿地の最寄り駅に片道3時間弱かけて着きますと、もうそれだけでエモさが込み上げてきます。ノスタルジーおじさん全開。

 

 体育館に着きますとこれまたエモい。あの日のままの佇まい。

 

 中に入ると、昨今の流れか、熱中症に注意ということで冷房が入ってました。僕の現役時は入ってなかった冷房が。そもそも設置すらされてなかったような。

 

 トイレもいつの間にか綺麗になってる。。。

 

 

 着替えて中高生に混ざって打ちます。

 

 最初は小学生時代からKOTOで鍛えられて育った中2の子と。中2とか可愛すぎる。でも日曜日のカデット14歳以下の部予選で優勝したようです。

 

 打ち始めはカットマンに不慣れ過ぎて全く回転分かってないし、どう立ち回るべきかも全く分かってませんでしたが、ちょっと教えると恐ろしいバランス感覚ですぐ理解してできるように。まさに乾いたスポンジの如き吸収力。

 

 

 その子も可愛いんですが、他の子もみんなかわいい。

 

 みんなイイ感じにクセ強くて拗らせててそれが愛おしい。

 

 これが近所の同い年ぐらいの子やったら、

 「親どういう情操教育しとんねん勉強ばっかさせてたらええと思っとるんか●●●ぞ顔見せろや」

 ぐらいの感想を持ってるかも知れませんが、もはや同じバックボーンを有しているというだけで、何もかも許せてしまう。超越してしまう感じ。

 

 

 彼らは拗らせるべくして拗らせています。

 

 母校はそこそこの進学校なんですが、どれぐらいそこそこかと分かりやすく説明できるよう列挙していくと

  • 正規分布で上位0.2~3%以内ぐらいの入学偏差値
  • 卓球界で言えば野田学園ぐらいの立ち位置
  • (近いから)学年の半分ぐらいが京大に行って、残りの半分ずつがそれぞれ東大と国公立大医学部医学科に進学(浪人生含む)
  • 学年の5%ぐらいがその他に進学
  • 阪大の進学者数は 医学部医学科>その他学部学科

 

 入学に至るには、それなりに歪な成長過程を踏まずには到達し得ません。

 

 ゴールデンエイジ期の心身の発育過程において、特に脳ミソの異常成長に心が全く追いついてこない結果、どういう人間に仕上がるかというと、

 

 幼くして多くの大人が想像以上に論理的思考力を欠いていることに気付き、

 

 何なら一番身近な親や小学校の先生まで、経験では上回っていても自分より理解力が無いのではないかと気付き始め、

 

 しかし周りの人間も自分と同じような人間しかいないため、そういう人間同士でしか通じないようなコミュニケーション能力とは言い難い会話術に近いナニカを培い、

 

 知らず知らず若干人を見下してしまいがちなクソガキどもが入学し、自由な校風の名の下でスクスクと成長していく…

 

 そんな愛すべきクソガキどもを中高6年間で、社会とそれなりにまともに接点を持てる人間に仕上げるのが、担任団の使命

 

 ちょっとぐらい失礼な言動があることや、このまま普通に会話できるようになるんやろうか…という子達が多いことは織り込み済みです。

 

 そして類稀な理解力を有しながら、卓球でその頭脳が発揮されるかというと一切そんなことが無い持ち腐れ感もまた愛おしい。

 


 ちゃんとジュニア教室で卓球を教わっている子はともかくとして、普通の中学部活始めの子は、

 

 少し考えれば当たり前に分かるような、

 

 ナックルより切れた下回転の方がバウンド後失速するとか、上回転はしっかり伸びるとか、

 

 そんな極めて当たり前のことすら言われなければ気付きません、というか多分分かってるけど意識してません。

 

 ちなみに僕がちゃんと意識し始めたのが大学3回生です🤗

 

 

 理解力があることと、知識ゼロから事象を観察して真理を導き出せるかどうかは全く別の能力が必要であることがよく分かります。

 

 そしてそんなもん自力で導き出す努力をする前に、誰かに教わった方が圧倒的に早く、一定の正解を早期に与える教育が如何に大事か…ということがよく分かる事例ですね。

 

 考え方の考え方を知らないと、考えることすらできない。


 知覚できてたら知覚してるんだから、そもそも知覚できていないことを知覚することなんてできるはずがない。

 

 頭と現実の捉え方のアンバランスさを抱えながらスクスクと育っていくのも極めて愛おしいです。

 

 

 しかしちょっと教えれば、モノによってはすぐできるようになるのも良いところ。あとは練習量だけあれば良いがそうもいかない惜しいところがまた愛おしい。

 


 部内の上位陣を中心として、僕自身もかなり打つことになりました。

 指導中心かと思いきや実践中心だったため、なんか僕の練習にもなりました。最後の方は疲れすぎて、逆にグリップに力が入ってしまい、握力がなくなってました。

 

 

 ちょいちょい考え方の話もしました。

 ほんの少しだけでも彼らの身になってたら良いのですが。

 

 

 

 人生中で卓球が強いか弱いかなどはほぼ無意味に等しいですが、人生の意味を問い始めるとほぼほぼ意味があってないようなものばかりなので、じゃあせっかくやるんやったら頑張った方がおもろいよね、ってことで頑張ってほしいですね。

 

 

 今回は子どもが出来てから初めての合宿参加だったので、特に親目線で眺めていた気がします。

 

 もう彼らとの年齢差は、顧問の先生と僕との年齢差と同じぐらいです。えらいこっちゃ。

 

 

 こうやって彼らに触れると、子どもも進学したりせんかなーー…と思ったりもしますが、僕自身は自分で選択したので後悔も特に無いものの、やはり多感な時期に犠牲にするものも相応に大きいです。

 地元の友達も多かったので、一緒の学校に通わないということだけ見ても寂しいですしね。

 

 親のエゴで子どもの人生選択・自己決定を捻じ曲げてしまうのもよろしないですし、興味を持たせるなんて話も難しいもんです。

 

 まずは卓球に興味が向く確率を高めつつ、子どもをOB会に連れていく路線が最も確率が高まるルートでしょうか…😇

 

 

 今のところ卓球より圧倒的にモノレールに興味津々ですが…

 

 

 いやしかし 戻りたいなぁーーーー