トモたちと夕食、そのあと自分の食べた分のお金を払う。
それが今や「PayPay」でやり取りするのが当たり前になってしまった。
一番割引率の高い割引券を持っている人・XさんのPayPayに、その割引分を引いた金額をPayPayから送る。そしてXさんが全員の分を、これまたPayPayで支払う。
ということで、お金は一切目にしなくなった。
つい、この前まで、千円札から1円玉まで用意して参加していたが、今、その手間が全くなくなった。
とは言ったが、
実は私、この「PayPayでのお金のやり取り」ができるようになったのが、トモたちの中で一番最後だった。
何度かチャレンジしてみたが、トモからの入金は受け取れても、こちらからトモへ送金することができない。
この手のことに詳し気なトモに御指南いただく中、「指紋やパスワードによる認証をしなければならないのに、それをしていない」ことが分かった。
トモに教えてもらって、完了。ようやく「PayPayでのお金のやり取り」ができるようになった。
……のはいいのだが……
私の右手は「指紋認証に向かない」ことがはっきりした。
ケガをした場合などに備えて、右手と左手、計6本の指紋を登録したのだが、右手の3本は、2、3回指紋認証すると、もう「認証できません」となってしまうのだ。
もう一回、登録し直したがやっぱり駄目。
右手指は、3本ともうまく認証しない。
その理由は、おそらくだが、右手の3本「指紋が不鮮明だから」だと思う。
なぜ不鮮明か、というと、「プールでターンするとき指先をつくから」だ。
そんなことで不鮮明になるかと自分でも信じられないが、毎日20往復、40回はざらっとしたプールの壁に指先をつくわけで、十分にあり得ることだ。
人と比べたら、間違いなく左手も不鮮明。右手はさらにひどい。表皮が1枚、むけた様につるつるになっている。
なので、調理器具の取っ手を持つときなど、熱さに対する耐性も低い。
そのうちすっかり指紋がなくなってしまうのではないか。
そのうち左手も指紋認証はできなくなってしまうかもしれないな。
掌紋や 声紋認識 いつの日か
鞠子