新聞の折り込みチラシに「特殊詐欺対策アプリ」と大書きしたA4版のカラーチラシが入っていた。
武装し、盾を持ち、怖い顔をした人がわらわらとこっちを向いている。
その盾には、それぞれ「還付金詐欺」「ニセ警官詐欺」「オレオレ詐欺」と書かれており、「警察庁推奨・詐欺の電話はアプリでブロック!今すぐダウンロードせよ」とQRコードが載っている。
見た瞬間、「このチラシ自体が悪質な詐欺なんじゃないか」と思ってしまった。
ぱっと見、そう見えてしまったのである。
よくよく見たら、小さな文字で「この画像もAIによる生成画像です」とか「偽アプリにご注意ください」とあり、ますます疑惑が深くなった。
発行元は「警察庁」。わ、やっぱりこれ、詐欺じゃん。
だって、「警察庁」じゃなくて「警視庁」でしょう、正しくは。
……ということで、警察庁と警視庁があることを、このチラシで初めて知った。
わざわざ調べたんである。
警視庁は「東京都の警察組織」であり、警察庁は「全国の警察を統括する国の行政機関」であるなんて、情けないことに本当に知らなかった。
どうやらこのチラシは、本物らしい。
だけどこのチラシ、何度見ても怪しげ見えてしまうのは私だけか?
「AIによる生成画像」じゃなくて、織田裕二さんが「詐欺はあなたの家で起きているんだ!」と叫んでいる写真が載っていたら、説得力も増すと思うのだが。
ま、そんなにお金はかけられないか。AIによる生成画像なら、画像そのものはタダか。
しっかし、もはやいま、何を信じたらいいのか、全然分からないから。
ダウンロードしたが最後、やっかいなことになりはしないか、とても心配だ。
だからやっぱりダウンロードはやめておこう。
啓発に 生成画像は 必要か
鞠子