少し前、テレビで推し活を特集していた。

幼児から高齢女性まで。また、姉妹で、親子で、親子3代にわたって同じ人やグループを推していると言っている人たちもいた。

その推している対象は、Snow Man、狂言、レッサーパンダ‥‥‥ ここまでは私も知っている。

あとは、地元のショッピングセンターで活躍するグループ、人力車を引いている男性のグループなんかも登場し、いわゆる純烈みたくだろうと想像しながら見ていた。

泣きながら推しのステージを見ているそこそこの年齢の女性など「嫌なことがあったけど、これでまた頑張れる」と言っていた。おそらく、私と同じくらいの年齢、還暦前後の人だと思われた。

 

どれも、推される理由も分からなくはない。なるほど、と思うし、いい年して、などと思う気持ちは全くない。それどころか、「推すパワー」がうらやましくてならなかった。

 

私など、もうすべてが面倒くさい。

推しのために早起きするのはもう、ムリ。

いや、ただしくは早起きがムリなのではない。「〇〇時までに××しなければならない」ことが、圧倒的なストレスなのだ。

つまり、推すために「〇時の新幹線に乗らなければならない」、それには「家を〇時に出て〇時のバスに乗り、〇時に在来線に乗って×駅に行き、そこから〇時の新幹線に乗る」というこの縛りが嫌で嫌でたまらない。

 

思えば、若いころから「〇時までに××しなければならない」が基本的に苦手だった。

学校しかり、仕事しかり。

とりあえず、学校を出て、定年退職に至るまで、よく無事にこれたものだ。

今はできる限り、この時間的縛りを避けて通っているわけで。

だから、寝食忘れて推し活に没頭できる人のパワーが羨ましい。

 

 

 

 

 

 

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鞠子

 

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