生活習慣病健診での診察 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

今日、ちょっぴり悲しかったこと…

職場から行かされる生活習慣病健診。

の中に医師による診察がある。

首回りがチェックされ、前面・背面、聴診器が当てられ、おなか回りを探られ、測られる。

 

今回、とても元気な女性医師が担当だった。

いつものよう一通り診察された後、「最近、気になることはありますか」と尋ねられた。

 

最近、気になること。

医師は当たり前のごとく尋ねたし、これまでは私も当たり前のこととして聞いてきた。

だけど年々、これは「非常に答えにくい」そして「簡単には答えられない」質問だと思うようになった。

 

毎日、気になることばかりなのである。

それも、日々、頻繁に変わるし、日々、経験したことのない症状が現れる。それも、言葉でなかなか表しにくい症状だったりする。

 

日によって、腰が痛かったりひざが痛かったり、何となくだるかったり気が重かったりする。夜、ひどく足がつった日があるかと思えば、食欲が全然ない日もある。

どれも気になると言えば気になる。だからといって、全部並べるわけにもいかない。「何もありません」というのもウソになる。

 

なので、迷った挙句、今一番気になっている症状を言ってみた。

鞠「舌の真ん中あたりが荒れた感じでざらざらするんですけど」(←と言ったものの、私自身、この表現がぴったりだとは思えない。不快感をうまく表せない)。

女性医師「え!舌! 舌はよくわからない」

そして「うーん、耳鼻咽喉科か歯科か‥‥‥」

鞠「歯科は定期的に行っています」

女性医師「そこで聞いてみた?」

鞠「いえ、ざらざらに気づいたのは2、3日前からなので」

女性医師「じゃあ、ま、大丈夫でしょう」

 

…って結局、何の解決にもならなかった。

いや、先生が悪いのではない。

年を取るということは、こうして小さな違和感、不快感がいくつも積み重なり、それを解決するのは困難だということだ。つまり、少々の違和感、不快感は耐えるしかない、ということだ。それが重篤な病の前触れかどうかを察知するのは、もはや運としか思えなくなった。

 

 

 

 

 

 

皮膚の下 寿命つくまで 動く臓

鞠子

 

ブログランキング・にほんブログ村へ