この前、友が出る合唱の演奏会に行った。
会場は、我が家から車で1時間ほどかかるところなのだが、コロナ禍より前、実は私も2年ほど歌う側として参加していた。
ステージには、当時、一緒に歌っていた人が大勢いた。
今回は、運営スタッフとして働いている人もいた。
皆さんとはずいぶん、久しぶりに顔を合わせたことになる。
中には、杖をついている人もいた。身障者用のお手洗いから、付き添いの娘さんらしき人と一緒に出てきた人もいた。
逆に、まったく変わっていない人もいた。
懐かしいというより、経年によるこの差に愕然とした。
と同時に、誰もが着実に老い、着実に変わっていくのだと痛感した。
当然、私も。
演奏を聴く以前に、諸行無常がつくづく身に染みてならなかった。
今日明日と ささいな変化の 積み重ね
鞠子