地下鉄サリン事件から30年経った。
この事件、大きな衝撃だった。
思えば、新型コロナも衝撃だったが、オウム真理教に関する様々は、それ以上だったかもしれない。
ここのところ、新聞で連日特集を組んでいて、読みながらいろんなことを思い出した。
信者、その家族、サリン被害を受けた人、患者を診た病院、駅の職員、救急隊員、警察、裁判官、etc.etc.かかわった様々な人の証言や数字的なデータが毎日載っている。
人間ってどうしてこうなってしまうのだろう。
全くやりきれない。
だが、このやりきれないのと同じくらいやりきれないのは、そんな大きな衝撃だったのに、新聞で見るまで忘れてしまっていたことだ。
オウム真理教もコロナ禍も、震災も戦争も同じ。
とんでもないことが起こり、とんでもない日々が続いたのに、いまやもう記憶の彼方だ。
まだ、苦しんでいる人がいっぱいいるのに。
彼の人も 生きる意味問い 天に散る
鞠子