白いTシャツを着たイケメンの男性が、早足で歩いている。
そのバックに女性の声で「私、ひとつのことをやり遂げられないんです」みたいな悩みを打ち明ける音声が流れる。
男性は、前を見たまま歩き続け、自身の人生訓を交えてその悩みに答える。
そして、最後は座ったその男性が、厳しい表情で正面から映る。
美容外科だか形成外科だかのCMだった。
私は、こういうCMを見ると、ウンザリする。
どうにも「オレ様」感、「上から目線」感を強く感じてしまうのである。
その上、この方の回答が、全然心に響かない。
この方に、こういうことを言われると、つい「オマエに何が分かる!」とハラが立ってくる。
医師は医療で勝負してほしい。
もちろんそこには、医師の人間性といったものも当然問われるが、少なくともCMに医師が顔を出す必要は感じない。
ま、考え方は人それぞれだから。
必要にかられても、私はこのクリニックには行かないだけのことで、どうでもいいことなんだが。
テレビ見て 怒れる毎日 平和ナリ
鞠子