コメダ珈琲店に行ったときのこと。
午後1時過ぎだったのに結構混んでいて、待っている人たちがいたのだが、私がおひとり様だったため、その人たちより前に2人掛けの席に案内された。
通路を挟んだ隣の2人掛けの席には、若い女性が2人「勉強」していた。
2人の席にあるのは空になったグラス。そして、机中、並べた参考書の類い。
この段階で、もうイラッとした。
名古屋だったか東京だったか、こういう類いの店で「勉強は御遠慮ください」と店内に掲示してあったのを見たことがある。
この店は、そんなものはどこにも張ってない。
彼女らは、飲み物を頼み、その料金を払うわけで、厳密に言ったら何も悪いことはしていない。
だけど、大勢、待っている人がいる状態で、それはどうなのかと思う私が間違っているのだろうか。
そもそも、そんな状態で、もっと言ったら人が大勢いて結構騒がしい状態で「勉強がはかどる」ものなのか。
待っている人がいるというだけで、気が気じゃない。そんなふうには思わないのだろうか。
だけど考えてみれば、長々おしゃべりしている人たちも、何やら営業しているみたくな人たちも、結局、やっていることは同じか。
コメダ珈琲店は新聞の種類が豊富なので、ここに来たら全紙に目を通したいのだが、私はさすがに待っている人がいるときは諦める。
今日もそうした。
だが彼女たちは、待っている人がさらに増え、グラスを下げられてなお、参考書とスマホを行ったり来たりし、時々おしゃべりもして席を占領していた。
帰りがけ、何の勉強をしているのかと参考書を上から覗き込んだら、それは看護関係のものだった。
それもまた 常識ではなく こだわりか
鞠子