年を取ると「二日酔い」も変わるのか? | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

20代の頃はしょっちゅう二日酔いで苦しい思いをした。

年とともに、「飲みたいのに我慢する」などということは全くせずとも、「もうこれ以上は飲めない」状態になり、結果二日酔いはなくなった。

…のだが、昨日、トモと昼からずっと「クラフトビールはしご」をしてしまった。

そして今日、かつて経験した二日酔いとは、全く異なる症状に見舞われた。

 

はしごの後、私は歩いて帰ってきたのである(ちなみに、はしごに要した歩数総数は23,000歩だった)。

複数の店で何種類ものクラフトビールを飲んだのだ。どれもアルコール度数6%とか7%とか。中には、9.5%などという恐ろしいものもあったのだが、なぜか酔っぱらった感ゼロ。

それなのに、夜、横になって初めて、なんだか気分が悪くなってきたのである。

全然眠れない。仰向けに寝ても、横向きに寝ても、気分が悪い。かといって、吐きそうなほどでもない。

朝刊が投げ込まれる音を聞き、6時のアラームを聞いても、眠れない。気分が悪い。

 

しまった。これはやらかしたぞ。日曜日1日、これでパアだ…

 

とっても後悔したが、後の祭り。

寝たのか寝てないのか分からないうちに8時が過ぎ、恐る恐る起きてみた。

あれ、意外と何でもない。あ、もう全然何ともないじゃん。若干、体が重くはあるが、こんなもの、ステップ台運動で汗を流せば解消だ!

 

助かった。思わず神に感謝した。着替えて速攻、ジムへ行った。

 

…のだが、ここでまた、意外な症状が現れた。

ステップ台に、うまく乗れないのである。足が、台の高さまできちんと上がらない。ちょっと気を抜くと、つまずきそうになる。

こんなこと、普段は一切ない。

ここで転んだら本末転倒なので、あわててステップ台を1段外した。いつもなら、たるくてやってられないほどの高さなのだが、それでも足が上がり切らない。

なぜだ…… 訳が分からず焦っているうちに、なんだかまた「二日酔い」のような不快な感覚に見舞われだした。

 

これってもしかして、体に残っているアルコールが運動で活性化したのか?

 

とにかく、これ以上やったらけがをしそうだったので、早めに切り上げ、家に戻った。(←それでも、1時間半は踊った)。

 

で、今度はピアノの練習を始めたのだが、ここでもまた信じられない症状が勃発した。

指が思ったように動かないのである。特に小指。右手の小指が頻繁に、「弾くべき音より1音低い音」のキーを弾いてしまう。つまり、指と指の間が、ちゃんと開かないのである。

他の指も同様。

何度弾いても、何度引き直しても、ダメだった。

 

ここまで来て、私は悟った。

今日の私は二日酔いなのだ。

それも、若いころの二日酔いとは違う。

アルコールは、足先とか指先とかの末端部分にたまっており、時間が経ってもなかなか排出しないのだ。

これが「年を取った人の二日酔いの特徴」なのではないだろうか。

もちろん、科学的根拠は何もない。

トモはいたく気に入ったようで、「クラフトビールはしご」は今後も続きそうな予感満載だが、取りあえず、私は懲りた。

今度は、ちゃんと節制する。

 

 

 

 

 

 

 

 

フルーツの 香りのBEERの 沼に落つ

鞠子

 

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