職場に頼んでおいた荷物が届いた。
運んできた運送屋氏は、荷物を置き、私がサインした受取書を持って出入り口に向かったのだが、途中にある自動体温計の前でわざわざ立ちどまり、表面温度を計った。
…ってさあ、計るなら、入室時でしょうが。
帰る段になって計ってどうするよ。
と、あきれている私の前で、一歩下がっては体温を計り、また一歩下がっては体温を計りと何度も検温を繰り返している。
…何やってんだ、この運送屋氏は。
あんまり何度も計り直しているので、思わず「その検温計、何かおかしいですか」と聞いた。
それに対する運送屋氏の返答が、
「何かねえ、朝からずっと顔が熱くて。熱でもあるんじゃないかと思って」
…なに? 何ですと? 熱っぽい?
…って、こ・こ・で・体・温・計・る・な! 早・く・出・て・行・っ・て・く・れ!
思わず非人間なことを思ってしまった。
ま、何度計ってもうちの検温計は「体温は正常です」と繰り返していたので、実際は熱はなかったのだろうと思うが。
だがしかし、うちの検温計、あんまし信じられない。
運送屋氏か帰った後、窓という窓全部全開にしたのは言うまでもない。
今ごろ、こんなにナーバスなのは、私だけか?
どうしても コロナ・インフル 逃げ切りたい
鞠子