クレジットカードが不正使用された可能性がある、ということで、手持ちのカードは言語道断に無効とされ、新しいカードが発行されてきた。
不正利用も「された可能性」で済み、お金的には全く被害はなかったが、このカードで支払っていたモロモロを新カードに手続し直さなければならない。
めんどくさ。
悪いことに、諸事情があって、このカードで仕事関係の某月会費が引き落としされていた。
今や、カード利用明細は郵便で送られてこないので、毎月マイページにログインし、明細を出力して職場に提出、その分私は現金をもらっていた。
無効となった旧カードで、一体いつまでの分が自動振替されているのか。
カード会社が「無効にします」といったその瞬間から、マイページにはログインできなくなっている。
新しいカードのほうも、またIDやパスワードを新しく設定しなければならないに決まっている。
積み重なるめんどくさ。
旧カードの利用明細はもはや出力できないから、その分の某月会費はもう職場に請求することはできないと覚悟するしかないし。
…と思っていたのだが、なんとマイページは復活していた。
口座番号に関連する数字こそ打ち込まねばならなかったが、IDもパスワードも前のままだった。
助かった。
だが、待てよ。いいのか、こんなことで。
だって、カード情報が漏れたかもしんないんでしょ。それなのに、IDやパスワードが同じって大丈夫なのか。
「パスワードを新しくせよ」なる忠告は、何もなかった。
なんだか、カードを使うのが不安になってきた。
だけどいまや、カードを使わなくてもカードを持っているだけで(つまり、発行された段階で)、情報など幾らでも抜き取れるらしい。
ああ、もう本当にわずらわしいばかり。
一枚の 板じゃないのよ こんなもの
鞠子