今週、ダブルワーク先からの仕事がなかった。
昨年4月からこの仕事を初めて、仕事が切れたのはこれで2回目となる。
1回目は12月、何かとワーカーが手薄になる時期に備えて11月中に休みを取ってくれと言われたこと。
納品に行き、その言葉を聞いてものすごい解放感を覚えた。
だが、翌日、もう退屈に……
そして今回は、仕事そのものが少ないのか発注するに至る準備(←これが相当大変)が間に合わないのか、しばらくお休みをとの話をされて、即、受けてしまった。それも「大歓迎です」とまで言っちゃって。
みんな、お金のために仕事をしているわけで、私の返答は全くヘンなんだけど、正直、本当にちょっと休みたかった。
翌日になったら、また退屈になるかもしれない、とは思ったが、今回は、退屈どころか、日に日にもうこの気楽さを手放したくなくなった。
本業の職場にいてものんびり仕事できるし、泳いでいても、「早く帰って仕事しなきゃ」という焦りがない。
これこそ普通の「退職後の嘱託の人」ではないか。
幸い、金曜日になっても会社から連絡がなく、ということは、もう1週間、休めるぞと安堵した。
だが、こんなことをしているうちに、私は堕落していく。
ダブルワークにかけていた時間、有効に使えるかといったら全然そうじゃないのである。
ダラダラして、諸事にいつもの倍の時間をかけているだけで、何もできやしない。
定年を迎えたら働きたくないとか、若い上司の下で働くのはゴメンだというトモもいっぱいいるが、やっぱり私は仕事というカセがないとダメだ。
これがなくなったら、私はどんどん堕落する。
こんな気楽な状態、続けば続くほど、次に仕事が来たとき、しんどいに違いないだろうな。
…等々と思っていたら、金曜日の夕方、仕事依頼のメールが来た。
休みは前回同様、1週間で終わった。
ほっとしたような、がっかりしたような、変な気分。
週一しか納品できないというハンディのある私は、会社にしたら使い勝手の悪いワーカーであり、お役御免と言われても仕方がない。
でも、仕事を回してくれることに感謝しなきゃ。
来週から、また忙しくなる。
出勤も 時計代わりと ねじを巻く
鞠子