昨日から、「最強の寒波が来る」と言われていたが、今朝1時(←真夜中ね)は月も星もきれいに見えていたのである。

冷え込んではいたが、雪が降る前の刺すような、痛いような冷たさではなかった。

なのに、朝の6時、もうめっちゃ積もっていた。

我が家の郵便受けの上には、ゆうに20センチは雪がのっかっていた。

強風にあおられて、雪が右往左往する様は、これまで見たことのないようないわゆるホワイトアウト状態で、ゾッとした。

 

最強の寒波・大雪・停電・水道管の凍結···そんなことになったらどうしよう。

···と怖かったが、朝、普通に蛇口から水が出たことに、本当に感謝した。

能登半島地震の被災地の皆さん、どんなにつらい思いをしていることか。

 

我が家の駐車場は北向きでかつ急勾配になっており、ここの雪をどけないと車が出せない。

私は、腰が痛くなるくせに隣近所より先に雪かきをするのがひそかな楽しみだったのだが、先週末から結構な腰痛に悩まされていて、なんとも悪いタイミングで雪が積もってしまった。

雪かきをしたいのだが、しないほうがいい、とマイボディは言う。

 

そうこうしているうちに、隣家の誰かが雪かきをしている音が聞こえてきた。

隣家も「雪がかける人」はいないはずなのに、と思い、窓からのぞいてみたら、普段は見かけない息子氏がせっせとやっていた。

どうやら若干、我が家の前のところまで、やってくれている。

それだけでも助かる。もう黙ってお任せすることにしよう。

 

職場の上司からは、「無理して出てくるな」とLINEが来た。

そうだよ、私、もう嘱託なんだし。無理して出て行って事故ったりしたら、余計に迷惑かけるし。取りあえず、今日、どうしてもやらなければいけない仕事は昨日のうちに片づけてきたし。

だが、こういうときに限って、ダブルワーク先からの仕事もない。

 

せっかくなので、ガスコンロ周りを掃除した。

かけっぱになっている夏用の衣類や洗濯物を片付けた。

日頃、「時間がない」と延ばし延ばしにしているこれらの仕事も、やり出したらあっという間に終わってしまった。

 

ヒマだ…

仕事したい…

雪の日、家に閉じ込められても、いろいろ心は揺れる。

私は、本当に勝手だ。

 

こんなときこそ思う存分ピアノの練習をしたいが、黙って雪かきをしてくれている隣家の人々に申し訳ない。

 

雪かきの音が止んだので、もう一度外をのぞいてみた。

隣の息子氏は、我が家の駐車場まで雪をどけてくれたらしく、すっかり雪がなくなっていた。

ふだん没交渉なのに、なぜそこまでしてくれたんだろう。わざわざ敷地内に勝手に入ってまで。

分からない。

でも、今回に限って言えば、本当に感謝。

今度、顔を見たらお礼言わなきゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

雪が舞う 心の中に 舞い積もる

鞠子

 

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