〈振る女〉
週末、近所のマックスバリュへ買い物に行ったときのこと。
ドレッシングを売っているコーナーで、品定めをしている中年の女性がいた。
彼女、1本のドレッシングを手に取り、振った。
結構、激しく振り続けた。
この段階で「?」と思い、目が釘付けになっていしまい、好奇心旺盛な私はこっそりガン見するはめに。
彼女は1本、また1本と違う種類のドレッシングを手にしては、激しく振った。
何してんのや、このオバサンは……
結局彼女、ドレッシングは買わなかった。
ちょっとどうなの、この人。
〈咳続ける男〉
仕事で社会保険関係のセミナーへ。
コロナ禍は、「長机1本に1人」で席がつくってあったが、今や「長机に2人」。コロナ禍前は「長机に3人」だったから、それよりは空いているが、「長机1本に1人」に慣れてしまった今、知らない人がこんなに近くに、そして会場内、こんなに多くの人がいるということだけでストレスがたまる。
そんなストレスを倍加させるのが、ノーマスの人の「ひどい咳」。
今も9割の人はマスクをしている。
そして1割はノーマス。それも、頻繁に咳をする人に限ってノーマスなのはどういうことなのか。
たまたま今回だけのことであり、私の運が悪かったのかもしれないが、後ろの席の左側にいた男性、通路を挟んで右手にいた男性、咳しまくり&ノーマス。
今となってはそれをとやかく言ってはならぬが、ちょっとどうなのと思わずにはいられなかった。
〈大歓迎ですと言ってしまった鞠子〉
今日は、朝一番、ダブルワーク先へ出勤。
納品を済ませた後、次の仕事をもらうべく担当者の席に行ったら、「今、ちょっとお仕事が少なくて……」とものすごく言いにくそうに言われた。
納品前チェックの際、次、私に振られる仕事がめっちゃやっかいなものであることを既に知っていた(←パソコンの私専用フォルダの中に、次回の仕事がセットしてあり、それを見た)。
その上、数日前、わが家のパソコンに接続する部品が突然具合が悪くなり、今日の納品に間に合わせるのにものすごく焦り、ものすごく苦労したこともあって、思わず「私、お休みでもいいです」と言ってしまった。
担当者「え、もしかして、今日からお休みでもいい?」
鞠子「全然OK、大歓迎です」
担当者「お休み期間の希望は……」
鞠子「会社の都合でかまいません」
…ってさあ、だめだろう、こういう返答。ましてや「大歓迎」なんて。
そんなにやりたくないなら初めからやるなよ、と言われても仕方がない。
いやいや、やりたくないわけじゃなくて、ちょっと息抜きしたかったんだよね。
だけど、そのあたりの微妙な心持ちを説明するのもなかなか厄介で。
今頃、「あの人、どうなってんだ。やる気あんのか」なんて言われているだろうな。
私自身、自分のこと、ちょっとどうなのさって思ってるもん。
今週は 寝るぞと心に 誓う朝
鞠子