ここ半年くらい前から、腰が要注意ポイントとなった。
例えば重いものを持ち上げたとか急に体をひねったとか、「明らかな原因」は全くない。
日常生活におけるごくごく普通の動作の最中に、突然じわりと腰に痛みがくる。
最初は、座っている最中だった。
思えば、若干右側に身体を傾けた気がしないでもない。そのとき、左腰にじわりときた。気が動転して、そのままの姿勢をキープしたら極限の痛みまで達してしまい、悲痛な思いで整形外科へ。
なんらかの姿勢を取ると不意打ちのようにズキッと鋭く痛む。ただ、座ったり立ったり歩いたりの動作は全く痛まない。
本人は悲痛な思いだが、整形外科医からすると、この程度は大したことないようで、ひとわたり検査はしたものの、取り立てて治療要な箇所はないと対処療法のみ。「4日もすれば、治ります」と言われ、本当にそのとおりだった。
だがしかし、このときをきっかけに、突然、「あ、これヤバそうだ」という状況に陥ることが、ちょくちょく起こるようになったのである。
ただ、何度かこのパターンを経験する中で、私なりの対処法を見つけた。
じわりと痛みを感じたとき、ゆっくり背筋を伸ばし姿勢を正すと痛みの程度はそこで止まる。以後、数日間はとにかくゆっくり動き、かつ腰に負担がかからぬようにし、意識的によい姿勢を保つことで、痛みを避ける。
さらに、処方してもらった湿布を貼る。
そして、先生が言った「痛まない範囲で運動は続ける」を遵守する。
そのうちに、可動域がだんだんもとに戻ってくる。
…そんな感じ。
この対処法が正しいのかどうか分からないし、いつか効かなくなってくるかもしれないという不安はある。
それ以前に、いつなんどき、いったいどんな動作をきっかけに「じわり痛み」がやってくるのか予測できないのが恐怖だ。
だからさ、どうなってんだ!!私の腰。
曲げ伸ばす パーツがきしむ 今日もまた
鞠子