昨日、知人と話していたとき、彼女が「今日は、学校へ孫を迎えに行かなきゃなんないから」と言った。
お孫クン、小学1年生。
今日はおばあちゃんとどこかへお出かけか、と思ったが違っていた。
よくよく話を聞いたら、「毎日、小学校へ家族の誰かが迎えに行く」のだそうだ。
えー、そうなのか。びっくりした。
別に学校が遠いわけではない。人気のない田舎というわけでも、車がビュンビュン走る危険地帯でもない。
だが、小学校への行き帰りは親が付き添うのは当たり前らしく、知人は「親が全然迎えにこなくて、いつもひとりで帰っていく子がいる。信じられない、ありえん」とまで言い切った。
確かに、今や道中何があるかわからない。男の子だから大丈夫というわけでも全然ない。写真を撮られる、家までつけられる、声をかけられる、車に連れ込まれるetc.etc. 危険を数えだしたらきりがない。
だけどなあ、登下校中に友だちと一緒に道草するなどという「楽しみ」は、本来あってしかるべきだと思うんだけど。
そんな考え、甘いのかな。
なんともやり切れぬ思いの中、今朝など「小学生も脱毛」というニュースを耳にした。
夏場は特に、手足が出る。だからきれいにしておきたいと、子ども本人だけでなく、親も一緒にそう言う。皮膚科医も、レーザー脱毛は子どもでも危険でないと言っている。
でもなあ、なんだかなあ。
いいのかなあ、これって、
私の考えが古すぎるのか。
人体に ムダなものなど ないような
鞠子