昨日昼、ちょっとそこまで外出したのだが、ふだんほとんど人が歩いていない農道に何人かの人々がわらわらとこちらに向かって歩いてくるのが見て取れた。
彼ら彼女ら老若男女全員、手に大きなレジ袋をぶら下げている。なかにはキッチンペーパー6個入やトイレットペーパー12巻入、手に余るようなプラケースとか食用油のボトルを持っている人もいる。
ピンときた。
そうか、今日は市民運動会だったんだ。
そんな案内と「出てもいい競技に〇をつけてくれ」みたいな回覧板が回ってきていたわ。
この運動会、コロナ禍で3年ほど中止になっていたのだが、今年はどうやら普通に開催されたらしい。
コロナ禍以前から、相当な量&質の景品が大盤振る舞いされていた。
冒頭のラジオ体操に出ただけで「参加賞」などという名称でボックスティッシュ1箱、振舞われていた。
たぶん、自治会費の使い道がないんだろう。
うちの町内など超高齢化状態となっており、役員になるとこの運動会に出てくれる人を探すのが至難の業だった。
開催そのものを一考すべきではないかとも思っていた。
だが、今日の老若男女を見て考えが変わった。
この行事を楽しみにしている人は一定数以上いるのだ。簡単に廃止できるものではないぞ、と。
ただ、もしかしたら、全然違う自治会の人もスケットと称して出ているかもしれないし。
さらにもしかしたら、市民運動会荒らしみたいな人たちがいて、商品を荒稼ぎしているかもしれないし。
単純な話ではなさそうだな。
欲深く 出てみたその場で ケガをする
鞠子