昨日曜日、ふと朝出遅れてしまい、また珍しく涼しかったので、久しぶりに長距離散歩に出ることにした。
目的地は母の納骨堂とパン屋さんとドラッグストアなのだが、これだけ回ると15,000歩近くは間違いない。
最初の目的地、納骨堂につくまでの間に既に若干後悔した。
結構日差しが強くて暑い。
日傘をさしているにもかかわらず、これは日に焼けるなと嫌な予感がした。
だが、それ以上にトンでもなかったのは、道中、歩道の脇が雑草天国になっているところがあり、不用意に通り過ぎたとき、スパッツが妙に引っ張られるよう気がしたことだ。
すぐ、気がついた。その雑草の多くは無数の小さなとげとげがあって、「衣類にくっつく」類のものだったのだ。
スパッツだけでなく、Tシャツにも、それはそれは大量にくっついてきた。
平たく丸い小さな葉っぱが縦に4つも5つもつながったシロモノ。
取ろうとすると、今度は手にくっつく。
もう、取るのに本当に苦労した。
あんまり頭に来たので、後で調べたら、それは「アレチヌスビトハギ」というローマの御仁みたいな名前だった(←ウィキによると、漢字では、『荒れ地盗人萩』と書くのだそうだ。オモロい)。
それだけではない。
今日は今日で、職場でトンでもないものにひっつかれた。
使いまわしをしている不織布のバックに様々入れて、銀行に行ったのである。
窓口で通帳や書類を出そうとして仰天した。
両手の爪という爪、指、手のひら、手の甲、手首と、それはもう紺色の微粒子がびっしりくっついていたのである。
これの原因は不織布のバッグだった。
本来これは使い捨て仕様であり、それを使いまわしたために表面がボロボロに荒れていたのだと思われる。
銀行の窓口で、めっちゃバツが悪かった。
この2日間、こうして妙なものばかりにくっつかれた私なのであった。
付き、取られ 落とされそこで 命吹く
鞠子