当ブログにこれまで数回登場した某新興宗教団体の建物。
私がしょっちゅう通る国道沿い、それも赤信号で長いこと待たされる角地にあるため、ついつい観察してしまう。
今日、通りかかった際、どうやら集会が始まる直前だったらしい。
わらわらと老若男女がその建物を目指して歩いていた。
ここに来る人たちは、大雑把にまとめるといかにも「まじめそう」な「善人」。老いも若きもニコニコと、談笑しながら歩いて建物に入っていく。
今日も、その通りだった。
入り口で、いわゆる先生なのか、たまたま当番なのか分からないが、きちっとした身なりの年配の男性が立って、やってくる信者たちを出迎えている。
その光景をぼーっと見ているうちに、妙なことに気がついた。
きちっとしたスーツ姿の男性がやってきたとき、出迎えの老男性は手を差し出し、この人と握手した。その様子から、「教団の上のほうの人で本日のいわゆる講師」なのかな、と思った。
だが、以降、やってくる大勢の老若男女を出迎えるに当たり、この老男性、「男性とだけ握手」していたのだ。というより、なんとなく「女性信者を見ないようにしている」している様子がありありと見てとれた。
それは全く持って、違和感ありまくりの出迎え風景だった。
この宗教の教えは全く知らないが、まさか「男尊女卑」なのか。
あるいは、徹底したセクハラ問題回避のため、あえて女性は無視なのか。
ま、どちらでもいいが。
いずれにしても、以前も書いたと思うが、この建物に入っていく人々は、みな一様に明るい顔をしている。
それはいかにも作ったように感じるほど。
それも本当に、見るたび違和感を覚える。
と同時に、無宗教でただでさえひねくれた私など、けっしてこの「明るさ」にはついていけぬだろうな、と思う。
その笑顔 裏は暗いか 明るいか
鞠子