例えば隣の席の人に「はさみ貸して」と言われたら、自分は「刃」の方を持って、相手には「本来握る方を向ける」という渡し方をしないか?
そんなはさみの渡し方、誰から教わったか全然覚えていないけど。
コロナ禍前、週1で合唱団に行っていたとき、休憩時間に先生の前を平気で横切る学生団員がいて、年配団員があとで彼女に諭していた。
狭い場所なんかで人の前を通るとき、「前、ごめんなさい」とか一声かける。
これも誰から教わったか全然覚えていないけど、おそらく母かまわりの大人が言ったんだと思う。
こういう些細な常識、今はもう教える人がいないんだろうか。あるいは、そういう姿を見せる人がいなくなったのだろうか。
うちの職場にいる30代、その類の指摘をしてもポカンとしている。
例えば「受付名簿、つくって」と頼むと、平然と「社名と名前を並べただけ」の名簿を出してくる。
社名や名前のあいうえお順に並べるとか、受付用のチェック欄をつくるとか、全く配慮しない。
本来、どういう受付の仕方をするのか確認し、その受付に合った様式を工夫すればいいのに、そんなことは考えもしない。
しかたなく、ことこまに仕様を指示せねばならず、そうすると今度、イレギュラーな事例が出てきたりしたら、あっけらかんと「無視」する。
「こういう場合、どうしましょう」と聞くのではなく、下手をすると勝手に「削除」してしまったりする。
そもそも、「こんなことまで指示しなくてはいけないのか」と言うレベルで、言うこちらの方がほとほと疲れる。
…ということで、この1週間も全く疲れた。
ただでさえ、暑いし。
ダブルワークの方もやっかいな仕事が回ってきていて、私はますますお疲れモードナノデアル。
指示通り そんな仕事が 楽しいかい
鞠子