私は相当暑さに強い人で、実はここだけの話だが、わが家のエアコンが稼働しているのは「寝る前の1時間」だけだ。
こんな猛暑になる前など「1回も使わない」夏すらあった。
電気代がもったいない、というより、とにかくエアコンをつけると足が痛くなる。それが嫌で、今年ですら扇風機のみの夏を過ごしてきた。
そんなこと、今や自慢でも何でもない。それどころか、「そういう人が、熱中症になるのだ」と言われたら反論のしようもない。
幸い、今のところ熱中症にはかかっていないだけかもしれない。
ただ、最近、とみに「暑さ負債」が蓄積しているのではないかと思い始めた。
睡眠もそう。
体質的にショートスリーパーなのではないかと思っていたのだが、こちらも最近、とみに「睡眠負債がたまっている」ような気がし出した。
これまで、自覚していなかっただけで。
とりあえず、元気なのである。
だが、心身とも、奥底の方に、えも言われぬ不快な疲れを感じるのである。
おそらく、睡眠負債も暑さ負債も「自覚できる人」は軽度なのであって、私のように「暑くても、寝てなくても元気」な人は、その負債を自覚できない「沈黙負債」がたまっており、もっと深刻なのではないか。
最近感じるえも言われぬ疲れこそ、気づいてないだけで限界オーバーの負債をため込んでいるサインのような気がしてきた。
これを放置すると、いつかダウンする ―― そう思えてならなくなってきた。
で、どうしたらいいのか、見当もつかないが。
眠っている 眠っていない 疲れてる
鞠子