家にいられるわけがない | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

今日、職場にものすごく久しぶりの客様T会長(←女性)がいらしった。

私は、若いころ、ずいぶんこの方にお世話になった。というより、ずいぶん一緒にいろんなことをさせてもらった。

ものすごく苦労されたのに、とても気さくで素直で素朴ないい人。

でも、会長という肩書通り、もう何年か前に会社は息子氏に任せ、今はほぼほぼ自由にしていらっしゃるわけで、必然的にうちの職場にいらっしゃることも少なくなった。

最後にお会いしたのも、コロナ禍以前。

 

今日は、別用でいらっしゃったのだが、そんな客様なので、積もる話をいろいろした。

当然、今年3月で定年退職したことも話したのだが、T会長、即、曰く「鞠子さんが、家にいられるわけがない」。

そう、はっきり断言されてしまった。

あまりにも明快な断言だった。

 

確かに私自身、定年後、家にいる(←いわゆる無職で専業主婦)ことは、全く選択肢になかった。

もちろん、お金の問題もあるが、仮に、働かなくても十分食べていけるだけの蓄えがあったとしても、やっぱり私には、家にいる選択肢はなかったと思う。

極端な話、高額な宝くじに当たっても、その選択肢はないと思う。

 

なぜなら、「家にいて家のことだけに専念する」という経験が全然なく、想像もつかないからだ。

おまけに今や、家のことをしなくても誰も何も困らないという状況にいる以上。

 

T会長に、「引き続き、嘱託の身分で働いている」旨告げたら、「それだけでは物足りんでしょう」とも言われた。

 

T会長の断言は、100%正解。

さすがT会長、鋭い。

だけど、ダブルワークの話は意識的にしなかった。この仕事の説明をし始めたら、おそらく延々質問攻めにあうに違いないと思ったから。

もう80歳に近いT会長、とにかく現在も好奇心旺盛で、ある意味、人生の見本のような女性。

小一時間、今日は楽しい時間を過ごさせてもらった。

 

 

 

 

 

 

 

どうせなら そういう人生 生きたいね

鞠子

 

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